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これぞ日本のおもてなし!! 飛騨高山の郷土料理「京や」 (2/4ページ)

岩本まりよ

地元の方の推薦で、飛騨高山の郷土料理店「京や」を訪れました。 京やの魅力は、その真心あふれる女将のおもてなしと郷土料理! 読んだ後は、京やを訪れたくなりますよ。

その数47カ国! 女将の国別秘密のノート


女将はそれぞれ違う国籍のお客様に、その国の言葉でご挨拶されていました。


「Hello」、「ニーハオ」、「チャオ」など日本でも馴染のある言語でしたら何とか話せますが、お客様は世界各国からいらっしゃいます。


「どうやって勉強されたのですか?」と伺うと、何やらノートをごっそりと持ってきてくださいました。


京やは、飛騨高山にくる47か国のお客様が来ています。


なんと言葉が通じなくても身振り手振りでコミュニケーションを取り、「ありがとう」、「美味しい」、「肉」、「魚」、「野菜」など、挨拶やよく使う単語を、お客様との会話の中から勉強しているそう!


それを国別にノートにまとめ、その数は2015年5月現在で、なんと47カ国分!

チェックインのときにお客様 に出身国を伺って、ひとりひとりに合わせたご挨拶をしているそうです。


これは並大抵の努力では、できないおもてなしです。


私たちも海外に行った際、店員さんがひとことでも日本語で話しかけてくれたら、とても嬉しいですし、見知らぬ土地にいながらホッとすることができますよね。


女将だけではなく、京やのスタッフ全員が、いろんな言語を勉強中だそう。


流暢な会話ではなく、たったひとことでも、お客様の国の言葉でお話する。

そんな心のこもったおもてなしスタイルが、海外からのお客様の心を掴む秘訣かもしれません。


海外のお客様から教えられる日本のことも!


そのようなコミュニケーションを取っていると、お客様から教わることも多いそう。


女将から、おもしろいエピソードをお聞きしました。



海外のお客様から、よく言われる「チョウヤください」。


メニューにチョウヤなんてないけど…と不思議に思っていたところ、「チョウヤの梅酒」のことだったそう。

梅酒という言葉は知らなくても、チョウヤで覚えてくれているなんて嬉しいですね。


他にも、「キッコーマン」が醤油のことだったり、世界で日本がどのように知られているのか、女将自身もいつも勉強になるそうです。


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