飛騨の古民家で、暮らすように滞在するクリエイティブな宿泊スタイル
旅館やホテルではなく、伝統的な古民家に滞在する。そんな新しい宿泊スタイルを提案する飛騨里山オフィスプロジェクトを取材いたしました。
暮らすように滞在する! 新しい形の宿泊スタイル
旅行の醍醐味は何といってもその土地の歴史や文化に触れたり、名産物を食べたりすることですよね。
ただ限られた時間内では、観光客向けの表面的な部分しか体験できないことも多いもの。
せっかくその土地を訪れたのなら、現地の人と同じような体験をしてみたいですよね。
そこで登場したのが「暮らすように滞在する」という新しい宿泊スタイルを提唱する飛騨里山オフィスプロジェクト。
その魅力について取材させて頂きました。
一軒家を丸ごとレンタル!
飛騨地方の民家というと白川郷に代表される合掌造りを思い浮かべる方も多いかと思いますが、白川郷以外にも歴史を感じる古民家がたくさん現存します。
豊かな自然と調和する古民家は、この地方の貴重な財産でもあります。
しかし時代の流れと共に過疎化が進み、管理できる人がいないため残念ながら取り壊さなければならないケースも増えてきています。
そこで立ち上がったのが、里山オフィスプロジェクト。
このように管理が難しくなった民家を調査し、維持管理をしながら旅行者にレンタルするというプロジェクトを通し、飛騨伝統の古民家に新たな風を吹き込んでいます。
オフィスにリゾートステイに使い方は無限大!
一軒家を丸ごとレンタルできるので、使い方は自分たち次第で無限に広がります。
家族や友人同士の旅行にはもちろん、離れて暮らすおじいちゃん、おばあちゃんから、お孫さんまで、3世代がひとつ屋根の下で暮らす体験をしてみたり、季節限定でリゾートステイをしてみたり、過ごし方は多種多様。
もちろん、ゼミやサークル合宿、社員旅行、社内研修、ワークショップなどお仕事にも利用できます。
自然の中でリラックスすれば、斬新なアイディアがひらめきそうな予感がしますね。
里山オフィスが管理している民家は、山奥にある飛騨ならではの古民家から、小京都のような飛騨高山の街並みに並ぶ数寄屋造りの民家まで様々な個性のものが揃います。
広さも180~300㎡まであるので、用途や人数によって選ぶことができます。
また、プリンターなどのオフィス機器や生活に必要な道具もそろ揃っているので身軽に来ることができるのも嬉しいところです。
目的とする滞在ができるように、地元のネットワークを利用して多彩なサービスを紹介してもらえるところにも、飛騨の方の温かさを感じます。