創業は江戸時代。飛騨高山の料亭「角正(かくしょう)」で味わう精進料理
飛騨高山というと精進料理というイメージを浮かべる人も居るのではないでしょうか? 江戸時代に創業し200年以上もの歴史を持つ、飛騨高山で唯一の精進料理料亭「角正」。そんな角正のこだわりの精進料理の魅力に迫りました。
飛騨高山で唯一の精進料理料亭
豊かな山々やきれいな水、美しい田園風景が広がる飛騨地方。
そんな飛騨を訪れた際にぜひ食べていただきたいのが、日本の伝統的な精進料理。
精進料理というと、お寺で修行するときに食べるイメージや、なんとなく味気ない印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、実はそんなことはありません。
飛騨高山で唯一の精進料理の料亭「角正(かくしょう)」
飛騨高山というと精進料理を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?
飛騨高山で本格的な精進料理という定義を守る料亭は、実はこの「角正」が唯一だそう。素材本来の味を大切にしながらも、彩りや味のバリエーションに工夫を凝らす角正の精進料理。今回は、その魅力について取材させて頂きました。
200年続く建物と庭は文化財に指定
角正の創業は江戸時代に遡ります。江戸時代、文政(1818年~1829年)の頃、料理屋として創業し、その歴史なんと200年以上。
岐阜県内で最も古い料亭で、高山市内で唯一現存する武家屋敷としても貴重な存在となっています。
約400坪の広大な敷地内には母屋となる書院造りの広間、三つの離れ、茶室、そして四季折々様々な表情を見せてくれる庭園が広がります。
この建物、庭園ともに高山市指定の文化財に登録されているというから驚きです。