田中牧場で生産される国内トップブランドの飛騨牛
日本一の称号を獲得した飛騨牛。生産地の中でも、仔牛が産まれたときから出荷まで徹底した一貫経営により、細かい霜降りがたっぷりの美味しい飛騨牛を送り出している田中牧場を取材しました。
日本一の称号を獲得!
日本のブランド牛というと松阪牛、神戸牛などをまず思い浮かべる方も多いかと思いますが、岐阜県の飛騨牛も負けてはいません。
「全国和牛能力共進会」という、5年に1度全国の優秀な和牛が一堂に会して優劣を競う「和牛のオリンピック」とも呼ばれる大会があります。
飛騨牛は第8回の全国和牛能力共進会で松坂牛などを抑え、最高位である名誉賞にも選ばれ、日本一の称号を得たほどの実力。
胃もたれしにくい美味しい脂が特長
まず飛騨牛の定義を簡単に説明すると、仔牛の段階から14か月以上岐阜県内で飼育された黒毛和種で、さらに日本食肉格付協会が実施する枝肉格付けにおいて、肉質等級が最高級品の5等級か上級品の4等級、標準品の3等級に認定されたものとされています。
肉質が柔らかく、サシが入りやすいという特長がありますが、脂が胃もたれしにくいという声も多く挙げられています。
年齢とともに脂っこいお肉が食べられなくなってきたという方にも嬉しいお肉です。
また、都心ではなかなか手に入りにくい希少なブランドでもあり、国内はもちろん、海外からも飛騨牛を食べるために飛騨地方を訪れる旅行客も少なくないそう。
今回は生産者の中でも若手リーダーとして活躍する、田中肇さんが代表を務める田中牧場を取材させて頂きました。
透明性抜群! 5代前の血統から徹底管理
一定期間以上その地域で飼育されればそのブランド牛の名を語って良いという業界の中で、田中牧場の牛はなんと5代前の血統まで分かっている正真正銘、筋金入り。
仔牛の自家生産から飼育、出荷まですべて自分たちの手で行いうという、生産履歴の透明性が高い一貫経営が特長です。
どのような血統でどういった遺伝的特徴を持っているか、どういう餌を与えられどのように育てられたのかなどをすべてを把握しているからこそ、自信を持って出荷できるのです。