コートダジュール旅へ!魅力あふれる小さな村巡りのすすめ
フランスのコートダジュールといえば紺碧の地中海をイメージされる方が多いかと思いますが、地中海沿岸近くの内陸部には小さくて可愛らしい村が点在しています。筆者が実際に訪れた、魅力溢れるコートダジュールの村「グルドン」「グラース」「カブリ」の3つをご紹介いたします。
地中海だけではないコートダジュールの魅力
フランスのコートダジュールといえばカンヌやニース沿岸など、紺碧の地中海をイメージされる方が多いかと思います。
しかし地中海沿岸近くの内陸部には生い茂る木々が美しい山岳地帯があり、そこに咲き誇る花々をはじめとする大自然は、私たちにプロヴァンスの魅力を大いに伝えてくれます。
そんなコートダジュールの山岳地帯には小さくて可愛らしい村が点在しており、それぞれが魅力にあふれ訪れる人々を楽しませてくれますので、現地の暮らしが垣間見られる村巡りはとてもおすすめ。
私が実際に訪れた、コートダジュールの大自然と共存する小さな村を3つご紹介いたします。
映画レ・ミゼラブルの撮影地「グルドン」
グルドン(Gourdon)は標高760mの場所に位置する小さな村です。
フランスのコレーズ県で設立された協会によって「フランスの最も美しい村」に認定されています。
それだけあって、グルドンに到着した途端目に飛び込む絶景と、咲き誇る花の種類の多さとその香りに圧倒されます。
かの有名な映画「レ・ミゼラブル」の撮影地ともなっており、映画の世界観を味わおうとグルドンに足を運ぶ観光客も多いとのこと。
香水の都「グラース」
グラース(Grasse)はもともと革なめし業が盛んでしたが、革手袋を使用した後の匂いが取れないことから、革製品に香りをつけたことが香水産業の始まりでした。
現在ではグラースでの革なめし業は衰退し、反対に香水産業の収益はフランス国内で約50〜60%、世界で見ると10%をも占め「香水の都グラース」と呼ばれるほどになっています。
グラースにある国際香水博物館では、香水の歴史や香りのかぎ比べ、原材料の展示、香水の精製方法の紹介など、香水にまつわる様々な情報が得られます。
普段何気なく使用しているパフュームも、その作られ方や香りの源に思いを馳せてみるのもいいですね。