「Tourism×Tech」地方創生プロジェクト スタート!! | キャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア - CA Media

3000人以上のCAネットワークから情報を発信!
日本初のキャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア

「Tourism×Tech」地方創生プロジェクト スタート!!

神原李奈

日本を訪れる外国人観光客は年々増えています。今回ITを活用し観光産業強化をはかる「Tourism×Tech」地方創生プロジェクトの記者会見に参加して参りました。

2020年にむけた観光産業強化

近年、訪日外国人は増加傾向にあります。

政府は昨年3月「明日の日本を支える観光ビジョン」を制定し、2020年の訪日外国人旅行者数4000万人・消費額8兆円を目標に、国を挙げて観光産業強化に力を入れています。

中でも主要都市よりも地方での経済効果が期待されているのが現状です。

そこでソフトバンクグループ傘下のPSソリューションズ株式会社は、日本オラクル株式会社、トランスコスモス株式会社の協力のもと、地方の観光産業をテクノロジーで支援することを目的に「Tourism×Tech 地方創生プロジェクト」を開始することになりました。



今回は第一弾として香川県小豆郡土庄町豊島の家浦港に人型ロボット「Pepper」を観光案内係として設置し、案内業務と来島者のデータ収集を行うことにしたそうです。

「食とアートの島」豊島



日本一小さい県である香川県の穏やかな瀬戸内海に位置する豊島は、面積14.5平方キロメートル、人口約900人の島です。



日本で唯一自給自足が出来る島として、漁業・農業などの第一次産業が現在も盛んです。



豊かな自然に恵まれた豊島では、オリーブ・みかん・レモン・いちごなどの果物の栽培、酪農や稲作なども行われています。




また、豊島美術館をはじめとする現代アート施設も出来、2010年から3年に一度瀬戸内国際芸術祭が開催されています。

そのことから豊島は「食とアートの島」と呼ばれ、注目されています。


昨年はなんと154,000人もの観光客が来島し、うち半数以上が外国人だったそうです。

そこで今回、地方自治体による対応にも人手の限界があることから人型ロボット「Pepper」を導入し、スムーズな観光案内業務と今後の観光資源開発の為のデータの収集等を行うことになりました。

次のページ:Pepperによって高まる観光客の利便性と観光客が集まる良いループの作り方とは

SCROLL