6月19日まで!旅するルイ・ヴィトン展の取材レポート
2016年4月23日(土)から6月19日(日)まで行われているVoguez, Voyagez – Louis Vuitton」(空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン)展。1854年から現在までどのように皆から愛されてきたか、壮大な軌跡を辿る旅を楽しめます。今回は瑞希mizukiがその魅力をたっぷりと取材レポートいたします。
「空へ、海へ、 彼方へ──旅するルイ・ヴィトン」展
現在、東京・紀尾井町に隣接する特設会場で開催中の「空へ、海へ、 彼方へ──旅するルイ・ヴィトン」展へ取材に行って参りました。
奥深いルイ・ヴィトンの歴史や、あまり見る事のない珍しい物まで見応えバッチリの展示会を瑞希mizukiがご紹介致します。
入場無料!広さは博物館レベル!写真撮影可能で楽しさ倍増!
まず驚くことに入場無料で誰でも気軽に入れます。音声ガイドも無料で貸し出してくださり、至れり尽くせり。
更に館内はルイ・ヴィトン博物館と言いたくなる程の広さ!
創業当初から、時代時代のニーズにあった物を丁寧に作り続け、皆に愛されながら今に至る事を体感出来ます。撮影も可能なのでふと気付けば軽く1時間が過ぎているほどボリューム満載です。
日本の家紋もルイ・ヴィトンのモノグラム・モチーフ誕生に関わっていた⁉︎
皆様ご存知でしたか?今やその柄を見るだけで「ルイ・ヴィトン」と分かるモノグラム・モチーフ。このデザインはルイ・ヴィトンのイニシャルやファミリーハウスのタイルの柄などからイメージを膨らませ作られました。
そんな中、意外な事に日本の家紋もこのデザイン誕生のヒントになっていたとも言われています。
一体なぜ日本の家紋と出会うきっかけがあったのか。実はルイ・ヴィトン一族は大の日本好きだったようで、特にルイ・ヴィトンの孫ガストンは様々な日本の物を集めていたとのこと。日本とルイ・ヴィトンの意外な関係、なんだか嬉しいですね。
砂漠、海、車内、空、どこでも愛されたエンターテイナーなルイ・ヴィトン!
このルイ・ヴィトン展の魅力の1つは、歴史と共に様々な旅のシーンを楽しめることです。
例えば砂漠を横断する為の丈夫なトランクの製作を依頼されたこともあるそう。
更にはそんな砂漠でもティータイムを大切にしたいとの要望があれば、食器やポットまで収納できるトランクを製作するなんてまさにプロですね。
長い船旅のシーンでは洗濯物をいれるバッグを製作。船のお客様はこのバッグをドアの取っ手にかけてクリーニングをお願いしていたそうです。
列車の旅のシーンでは、車内の揺れのなかでも安定感がありしっかりと開けられるよう、がま口カバンを製作。
重量制限が厳しい飛行機での移動の為に、軽さを重視して作られたトランクも。
「どれだけ詰めても26キロ以内」というフレーズで売られていたそう。今写真と共に紹介した物は展示された中のほんの一部です。その他は是非ご自身の目で!
ルイ・ヴィトンの香水がまもなく販売!日常生活も美しく!
日々の生活から美しくありたいと願ったルイ・ヴィトン一族は昔から香水ケースも製作していました。
繊細な柄を施した滑らかなフォルムのケースは見ているだけでうっとりします。
「この時代に是非生まれて手に取りたかった」と思う香水がお好きな皆様に朗報です!実は2016年秋にルイ・ヴィトンの香水が販売されるそう。
展示されている香水ケースを見てイメージを膨らませると、より楽しみが増しますね。
Christian Dior(クリスチャン・ディオール)もYves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)もルイ・ヴィトンの大ファンだった!
パリと言えば高級ブランドが数多くある激戦区。
私のイメージの中では、それぞれがライバル意識を強く燃やし競争していると思っていました。
しかし展示されている発注書にはChristian DiorやSaint Laurentの文字が!本当に素晴らしいと認められた信頼の証ですね。
他にも著名な方からの発注書がたくさんあります。是非探してみて下さい。
単純に新しい物を作るのではなく、昔の物も取り入れてこそのルイ・ヴィトン!
常に流行の最先端を走るルイ・ヴィトン。実は、新しい物を考える時に昔の物を参考にしているそうです。その一例としてこの服のチャックですが見覚えがありませんか?
ひし形に似たこの形は、カバンのチャックの取っ手からアイデアをもらったそうです。歴史と現代との融合が素敵ですね。
貴重なモノ作りの現場を堪能!ルイ・ヴィトンはこうして作られる
1つ1つ手作りのルイ・ヴィトンですがどのように作られているのでしょうか。
展示会のラストには、キーケースやウォレットなどレザーパーツを製作している場面を自分の目で見ることが出来ます。
目の前で出来上がっていくルイ・ヴィトンもさる事ながら、高度な技術を持ったプロの眼差しに感動します。最後の最後にこんなサプライズがあるなんて、どこまでも嬉しいルイ・ヴィトン展です。
いかがでしたか?この場では語りつくせない程展示内は驚きと感動で一杯です。名残惜しいことに展示会は2016年6月19日まで。もっと早く知っておけば良かったと後悔している時間はありません!是非お時間を見つけてルイ・ヴィトン展で素敵な旅を。
【開催概要】
スケジュール
2016年4月23日(土)〜6月19日(日)
10:00〜20:00
*好評につき、6月17日(金)、18日(土)は22時(最終入場21:30)まで延長
空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン展ホームページ
http://www.louisvuitton.com
アクセス
電車
・東京メトロ有楽町線麹町駅2番出口から徒歩4分
・東京メトロ銀座/丸の内線赤坂見附駅D出口から徒歩5分
・東京メトロ半蔵門/南北線永田町駅7番出口から徒歩6分
シャトルバス
・松屋銀座駅前から運行
・東京メトロ銀座/丸の内線赤坂見附駅10番出口から運行