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人と一切接しない生活を徹底!外出禁止令から約1ヶ月のNYでの生活スタイルの変化

AKANE

外出禁止令から約1ヶ月。NYでは、宅配の受け取りやスーパーでの買い物も、人と一切接しないスタイルが確立されつつあります。エコバックの使用も禁止、エレベーターの乗り合わせも禁止と徹底されているNYでの生活、そして今ならではの贅沢なサービスを、NY在住の現役CAがレポートいたします。

外出禁止令から約1ヶ月。NYの生活スタイルに変化が!

前回の「友人でもコロナ感染者が......NY在住現役CAが現地の様子をシェア !今思うこととは?」の記事では、外出禁止令が出され大きく変わってしまったNYの生活をお伝えしましたが、外出禁止令が出されてから約1ヶ月の今、生活スタイルにさらなる変化が出てきています。


ここでは、今の日本では想像がつかないかもしれないNYの今の生活をレポートいたします。

NYとの類似点が指摘されることの多い東京も、他人ごとではないかもしれません。



「人と間隔を開ける」ではなく「人と接しない」スタイルへ進化

前回の記事では、スーパーでは「social distancing 」を保つため並ぶ場所にも印がつけられているという話をしましたが、今は そもそも人と接することのない「Contactless Delivery/Pick up」と変化しています。



外出自粛で利用者が増えている、Uber eatsや宅配便は、遅れや配達範囲に限りがあるもののまだオペレートされております。


以前までは、デリバリーを受け取る際は、少し間隔を開けてサインをして配達人から直接受け取っていたのですが、今では配達してくる人と全く顔をあわせなくても安全に安心して商品を受け取れるようになったのです。


私の例で言うと、食事のデリバリーを注文した際は以下のような流れで受け取ります。


1. 宅配人がまずマンションの下に着いたら、私の携帯にメッセージをくれます。
2. マンションのロビー越しに商品を置きます。
3. ドアマンが宅配人が去ったと同時に商品を取り、袋に書いてある部屋番号の階までエレベーターに商品を乗せ、私がエレベーターの前で商品を受け取ります。


この流れ作業によって誰とも顔を合わせず1分弱でデリバリーを受け取る事ができるのです。


一軒家の場合はもっと簡単。ドアを開けずにドア越しにアプリで商品が届いた事を確認。配達人が去った頃にドアを開けて商品を受け取るという流れです。


宅配便も似たような仕組みです。ほとんどの宅配業者ではサインなしの荷物しか扱ってなく、携帯のアプリで宅配便の追跡サービスをしっかりチェックし受取人が玄関先に置かれた荷物を受け取るようになっています。



スーパーやパン屋さんでも人と接することなく買い物ができる!

Contactlessシステムは宅配便だけに限らず、スーパーやパン屋さんなどでも取り入れられています。


以前から日常的に食料品のデリバリーが行われていたNY。しかし今は以前の10倍以上に注文が増えている上、人手不足でデリバリーは10日先など大幅な遅れが生じているのが現状です。


だからといってお店に買い物に行くと、「social distancing」を守りながら買い物をしても複数の人と接触する事は避けきれません。


それが、Contactless Pick upだと店舗によっては当日受け取りに行くのも可能で。接触する人も最小限におさえられるのです!


流れは簡単。ネットで注文し、受け取りに行く時間を選択し、その時間帯にスーパーへ行くだけです!

お店に着いたらアプリで連絡すると、お店の外まで注文した商品を運んできてくれるという流れです。

やり取りは全て携帯でできます。


チップ社会のアメリカなので、お買い物を代行してくれた人もチップを払うのがマナー。もちろん、チップもアプリでお支払いするので、接触する事を避けられます。




エコバックは危険!? NYで、エコバックが使用禁止に


エコにとても敏感なNY。


エコに関しての取り組みも厳しく3月からは、ビニール袋が全面禁止になったばかりでした。


スーパーでは、有料の紙袋か自分のエコバッグのみだったのですが、今回の新型コロナウィルスが布などにも長時間付着すると言う事が問題になり、今では逆にエコバッグを禁止にするお店がたくさん出てきています。


ちょうど量り売りのお店が流行りだしてきていて、自分の容器を持って行き、量り売りしてもらっていたのですが、それも今では禁止になってしまいました。


新型コロナウィルスによって、ニューヨーカーのエコ意識も一変してしまいました。





ニューヨーカーが一団となる毎晩7時

感情表現が豊かなアメリカ人どんなに辛くても感謝の気持ちを伝えることは忘れません。


NYでは、毎晩7時にベランダや窓を開け、現場で奮闘してくださっている医療関係者の方々、リスクを背負いながら私たちの生活を支えてくれている方々へ拍手と共に感謝の気持ちを込めてエールを送っています。


私も毎晩参加しておりますが、街全体が一つに団結して、一緒に頑張って乗り越えようと言うエネルギーがすごく伝わってきます。


今ではマンションのエレベーターも同居人以外一緒に乗ってはいけない規則のため、窓越しに顔を合わせなくなったご近所さんの無事をみんなで確認し合う日課にもなっています。


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