CAは動線美人!プライベートでも役立つ「動線美人生活」とは? (2/2ページ)
キャビンアテンダントは仕事柄、テキパキ動く「動線美人」が多いのです。プライベートでも「動線」を意識して行動しています。「片づけられない」「準備をするのに時間がかかってしまう」「手際よくテキパキ動きたい」という方は、ぜひ「動線」を見直し「動線美人生活」を心がけてみましょう。
「1回の動線を無駄にしない」
ビジネスクラスを担当するようになってから、なおさらお客様のパーソナルな空間の大切さを意識するようになりました。
パーソナルな空間とはお客様それぞれが過ごされたい時間や空間のことです。
特に長いフライトとなると、映画をご覧になられる方や横になってゆっくりお休みになりたい方など皆さんさまざまな過ごし方をしています。
パーソナルな空間のお手伝いをすることが私たちCAの仕事ですが、邪魔することはしてはいけません。
つまり、お客様とお話をするときは、何度も何度もお声掛けするのではなく、できるだけ1度に聞きたいことを聞くようにする、ということを意識していました。
例えば、手元の冷たい飲み物がグラスの残り3分の1になっているお客様がいらっしゃいます。
お声掛けするとしたらこうなります。
「お替わりはいかがですか?あたたかいコーヒーなどもご用意しております。」
「砂糖とミルクはいかがでしょうか?」
「よろしければチョコレートもご用意しておりますがご一緒にいかがですか?」
これをその都度伺っていたら、それは「邪魔」になってしまいます。
コンタクトをとるタイミングで一気に伺うこと、つまりこれが「1回の動線を無駄にしない」という考えです。
これをプライベートの場面に置き換えます。
冷蔵庫に戻すものがあった場合、冷蔵庫を開ける→しまう→賞味期限切れのものはないかついでに調べる→必要なものを取り出す。
朝起きたときは、布団から出たらそのままベッドメイキングし→ベッドの近くで充電していた携帯電話をかばんの中にいれ→かばんから今度は必要なものをとりだす。
隣の部屋に何かを持っていくときは、持っていくだけでなく、持って帰ってくるものやその部屋で確認したいことをイメージしてから行くようにするといった具合です。
このように「1回の動線を無駄にしない」ということを意識するだけで手際が格段に良くなります。
動線がうまくいくと得した気分に!
「動線を意識した生活」は初めはなかなか難しいのですが、癖づいてくるととても楽しくなってきます。
うまくいくと、効率よく動けたことに得した気分になりますよ!
旅行に行く際の荷造りや、片づけ、衣替え、料理、メイク、寝る準備、着替えるときなど、「動線」はありとあらゆる場面で意識することができます。
ぜひ日々の生活から「動線」を意識してみてください。
作業性がアップして手際がよくなるのはもちろん、頭の中まで活性化されるのでとってもおすすめです。