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元CAマナー講師がこっそり教える、去り際の美しい女性になれる秘密3つ (2/2ページ)

片岡かこ

「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあります。「立ち去るものはあとが見苦しくないようにきちんとするべきである」という意味です。この言葉は、女性が意識すると、さらに美しい女性になることができる指針にもなると筆者は考えています。2019年のスタートに合わせて、昨年よりもさらに美しく、品性を感じさせる女性になりませんか。


飛行機を降りるときは



移動に使う飛行機の中では、座席でイヤホンやブランケットを使用して過ごす方も多いと思います。

そんなときも、イヤホンはひとまとめにし、ブランケットは軽く畳んでおくと、座席周りがすっきりとします。

もちろんこれは、元CAの立場から、そのようにして下さいと言っているのではありません。

和の心には元来、「借りたものは元通りにしてお返しする」という考え方があります。

使用しているのですから、完全に元通りにすることは難しいと思います。

しかし、できる限り元に戻そうとする心に、相手を思いやる気持ちが表れるのではないでしょうか。


余談ですが、CAは飛行機を降りるときに、ついつい「ベルトクロス」してしまう癖があります。

ベルトクロスとは、座席のベルトを、写真のようにクロスして整えること。

皆さんが飛行機に乗り込んだときには、この状態になっていることが多いと思います。

CAの勤務の中には、移動のためにお客様と一緒に客席に乗る、「便乗」と呼ばれる勤務があり、降りるときには、客席周りを整えて降りる癖がついているのです。

移動のために客席に座ってはいますが、客席は、お客様の座る場所ですからね。ほかにもCA特有の癖として、新幹線や映画館など、椅子に座るとついベルトを探してしまうというCAも案外多いんですよ。




ほんのちょっと整えることが品格に現れる

自分が使用したトレーは整える、自分が使ったベッドは整える、など簡単に行動に移せることばかりです。

去り際の行動をほんの少し変えることで、自分の品格が上がることはもちろん、今まで以上に思いやりや感謝の気持ちを周りに伝えるきっかけになります。

新年のスタートに合わせて、ぜひ習慣にしてみましょう。




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