日本酒ロックに炭酸割り!新しい冷酒の愉しみ方 | キャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア - CA Media

3000人以上のCAネットワークから情報を発信!
日本初のキャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア

日本酒ロックに炭酸割り!新しい冷酒の愉しみ方

藤岡 裕美子

さまざまな温度帯で楽しめる日本酒ですが、これから夏に向けて冷やした日本酒がおいしい季節に。冷蔵庫で冷やすだけじゃもったいない!日本酒ロックに炭酸割りなど、これからの季節に嬉しい日本酒の愉しみ方をお教えします。

さまざまな温度帯で愉しめる日本酒

ワイン、ビール、ウィスキー...世界にはいろいろなお酒がありますが、常温、冷酒、燗酒などあらゆる温度帯で楽しめることができるお酒は実は日本酒だけ。

食事にいったとき、お料理屋さんで「冷にしますか?燗にしますか?」と聞かれたことのある人も多いのではないでしょうか。


日本酒で「冷」というと厳密には常温~冷やした冷酒のことを指します。

そして、温度帯によって呼び方が変わるのも、日本酒ならでは。

そんな日本酒の魅力について、今回は「冷酒」をテーマにお話しします。


冷(ひや)って何??

冷酒はその温度帯によって、日本ならではの美しい呼び名がついています。


常温(20℃)=冷や酒(ひやさけ)

15℃=涼冷え(すずひえ):冷蔵庫から出してしばらく経ったくらいの温度

10℃=花冷え(はなひえ):白ワインの最適温度と同じくらい

 5℃ =雪冷え(ゆきひえ):キンキンに冷えている温度


日本酒が日本文化に根づいている情景が想像されるような、やわらかな表現ですよね。

お料理屋さんで「冷にしますか?燗にしますか?」と聞かれた時、「花冷えで」なんて言えたら、ちょっぴりかっこいいかも!?




最近のトレンド『日本酒ロック』!

「日本酒ロック」って耳にされたことはありますか?

最近、日本酒ロックのイベントが開催されたり、何かと話題になっています。

「おいしいの?」と聞かれることも多いのですが、意外にも日本酒の新しい楽しみ方として“日本酒ロック派”が増えています。

日本酒は原酒(しぼったままの状態)だと、アルコール度数20度くらいあるので、それぞれのお酒の持っている香り・味わいが一番引き立つアルコール度数に合わせるためにお水を加えます。


余談ですが、このアルコール度数が1度違うだけで味が大きく異なって感じられるため、白鹿では社内の杜氏や利き酒師の他にも社員同士飲み比べをして意見を出し合っています。

氷をひとつ入れるだけで、自分好みのアルコール度数になって、美味しく感じられたり、また飲み慣れない人にとっては、氷がお酒を和らげてくれるので、飲み口が優しくなります。

ロックに向いているお酒はコクのあるタイプ(原酒や無濾過、生酒など)が合うとされていますが、基本的にNGはないので、いろいろと実際に試してみてください!

次のページ:炭酸割りの方法&冷酒に向いている日本酒とは?

藤岡 裕美子

はじめまして。 藤岡裕美子と申します。 私は剣道に取り組んでいたこともあり、常に日本の歴史や文化に興味を持ってきました。 ただ、幼いころから語学が好きで、CAになることが夢だったので、つい海外に目をむけていましたが、最近では改めてドメスティックな目線が強くなりました。 日本には相手を思いやる文化が根付いていて、そこには常に美学という概念が根底にあります。 (たとえば、剣道の試合では1本取ったあとにガッツポーズをするとその1本が取り消されてしまうルールがあるんですよ!) 特に立ち居振る舞いやしつらえなどは、接客やその空間のことだけととらえられがちではありますが、日本人以上に日本文化が海外の方に評価される中、今やビジネスのみならず、様々なシーンでおもてなしの心が求められ、その心を表現するためのマナーも知らなくては、その心を相手に伝えるのは難しいと思っています。 私は、現在PRという、様々なコミュニケーションツールを用いて、“人に情報を伝える”という仕事をしています。 CAメディアでは、二十四節気など生活に根付いた和の文化や、おもてなしのマナーなど、「和」を中心にお伝えしていくつもりです。 皆さんに、ちょっとでも日々の四季感を豊かに楽しんでもらえるお話を執筆していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

SCROLL