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誰でも美味しい紅茶をいれられる!5つのゴールデンルールとは? (2/2ページ)

磯部 久美子

三段トレイに美味しそうなサンドウィッチ、ケーキ、スコーンが並び、午後のひと時をおしゃべりで楽しむアフタヌーンティー。素敵な時間ですよね。でも美味しい紅茶を入れるのは簡単でいて実は難しいもの。今回は誰でも美味しい紅茶をいれられるようになる、5つのゴールデンルールをご紹介しましょう。

<美味しい紅茶の入れ方 5つのゴールデンルール>

①品質の良い茶葉を選びましょう。

紅茶は、封を開けたら2週間以内に使い切るのがベストです。
風通しの良い冷暗所で保管してください。

封を開けたら、冷蔵庫での保管はやめましょう。湿気、匂いを吸収してしまします。



②ティーポットを温めて置く。

冷えたティーポットにお湯を入れたのでは、せっかくの熱湯も温度が下がって十分に茶葉が開きません。

茶葉が開くことによって初めて紅茶の香り、水色、味が引き出せるのです。

とにかく紅茶は、アツアツの状態で抽出する方がいいのです。


③茶葉の分量を量る。

茶葉の分量は、サイズや飲み方によって違います。
基本的には、一人分350ccの熱湯に対してティースプーン1杯です。

また同じ1杯でも、葉の大きいOPタイプではやや大盛り、小さいBOPタイプでは中盛りにするなどタイプ別に加減します。


④新鮮な沸かしたてのお湯を使う。

茶葉を十分に開かせてその持ち味を引き出すには、ジャンピングが大切です。
そのためには酸素をたくさん含んだ新鮮な水が必要です。

水道から直接汲んだ水は、酸素をたくさん含んでいます。

ですから紅茶は、ペットボトルの水では美味しく入れられないということです。

*ジャンピング・・・・・ティーポットのなかで、茶葉が対流運動をして、上下にゆっくりと移動することです。


⑤抽出時間を計る。

温めたポットに沸騰したお湯を入れたら、直ぐに蓋をしてティーコージーを被せて保温します。
ポットの中では、紅茶の味、水色、香りがじっくり作られます。


OPタイプ・・・・・・3~4分
BOPタイプ・・・・2~3分
ティーバック・・・2分前後



この5つのルールを守れば、誰でも美味しく紅茶を入れることができます。


機内の食事サービスの時、暖かいお飲み物は、日本茶、コーヒー、そして紅茶です。
ですが、一番人気がないのは実は紅茶なのです。


どうしてでしょうか?もう、お分かりですね。

機内では、紅茶を美味しく入れる環境が整っていないからなのです。


沸騰したお湯はありませんし、抽出時間をゆったり測っている暇もありません。
ましてやジャンピングするようなポットもありません。


お客様には本当に申し訳ないのですが、この環境では、美味しい紅茶をご提供する事が難しいといえます。

でも、出来る範囲でCAの方々は心を込めて紅茶を入れています。
機内で1杯の紅茶も楽しんでくださいね。

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