誰でも美味しい紅茶をいれられる!5つのゴールデンルールとは?
三段トレイに美味しそうなサンドウィッチ、ケーキ、スコーンが並び、午後のひと時をおしゃべりで楽しむアフタヌーンティー。素敵な時間ですよね。でも美味しい紅茶を入れるのは簡単でいて実は難しいもの。今回は誰でも美味しい紅茶をいれられるようになる、5つのゴールデンルールをご紹介しましょう。
紅茶、日本茶、中国茶の違いとは?
誰でも美味しい紅茶がいれられる5つのゴールデンルールをお伝えするまえに、まずは紅茶の基礎についてご紹介しましょう。
茶の木は、ツバキ科のカメリアシネンシスと呼ばれる亜熱帯の植物です。
実は、日本茶も紅茶もそして中国茶も同じ茶の木から作られます。
緑茶は、茶の葉を摘んでから直ぐに蒸して、発酵を止めます。そうすると茶の葉は酸化せず、緑色を保ちます。
製法的には発酵しないお茶だから不発酵茶と呼ばれます。
そして中国茶は、茶葉を30~70%くらい発酵したくらいに煎ることによって酸化発酵の働きを止めます。これが中国茶になります。
強く発酵していないので半発酵茶と呼ばれます。
そして、紅茶。茶の葉を十分酸化させたのが、紅茶というわけです。
<紅茶の等級>
紅茶の等級はあまりよく分からない、という方が多いと思います。
紅茶の容器によく「OP」とか「BOP」という表示を見かけるかと思います。
これらは、紅茶の茶葉のサイズや形状を示すもので、等級やグレードといいます。
これは品質の良し悪しではなくサイズ表示なんです。
紅茶を入れる時の抽出時間は、大きな葉は長く、小さな葉は短く・・という基本を覚えていてください。
また、〈オレンジペコ〉という言葉をよく耳にするかと思いますが、これはオレンジの味がするわけでもありません。
茶の葉の名前で、絵の葉の部分(茶の枝の先端部分から2番目に若い葉)で作った紅茶のことなんです。
よく皆さんが目にする表示は・・・
OP・・・・・7~11㎜サイズ。抽出時間は、3~4分。
BOP・・・OPタイプを細かくした2~3㎜タイプのもの。抽出もよく香りも高い。抽出時間は、2~3分。(BはBroken)