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1日の野菜摂取量はどの位?私たちが積極的に野菜を食べるべき理由 (2/2ページ)

五賀晶子

CAの仕事をしていると、ミールやお弁当、ステイ先では外食が続きます。私も現役時代は、フライト中は忙しくて、パンやおにぎりだけで済ませ、夜になって1日炭水化物しか食べていないことに気づくことも、しばしば。野菜を食べなかったら身体はどうなるのか、どれくらい食べればいいのかをお話いたします。


市販の野菜ジュースを飲めば補えるの?



市販の野菜ジュースは一般的に、熱が加えられます。


野菜にはビタミン、ミネラル、食物繊維など、豊富な栄養素が含まれています。

健康の維持に欠かせない大切な役割を果たしますが、加熱によって、熱に弱いビタミンCは失われてしまいます。

野菜が本来持っている栄養素すべてが、そのまま市販のジュースにも含まれているといえば、残念ながらそうではありません。


しかし、野菜ジュースの栄養成分を見るとビタミンCと表示されているものありますよね。

それは、ビタミンCは全て失われているわけではないので、残っている分とビタミンCをあとから添加している場合が多いそうです。

ビタミンCには抗酸化作用があり、野菜の劣化をもたらす酸化を防ぐことができます。

すべてではありませんが、この酸化防止と加熱で失われた分を補充するためにビタミンCを添加している野菜ジュースもあります。


またよく「1日分の野菜これ1本でOK」など見かけますが、これは1日の野菜摂取量目標350gの原材料でジュース1本を作りましたという意味なので、当然、製造過程で失われている栄養素があります。

これ1本飲んだからと言って、1日の摂取量を達成したことにはなりません。




「噛む」と「飲む」では違う!?

人間は噛むことによって、唾液の分泌を促して消化を助けます。

また、ほおの血流や頭の血流をよくするのにも役立つと言われています。

飲むだけの野菜ジュースは、時間の短縮になるなど便利な面もありますが、噛むという人間にとって大切な運動を省略してしまうという一面もあります。


つまり、野菜はできるだけ食事で摂るよう努力し、野菜ジュースはあくまでも「補助」として上手に利用するのが良いと言えます。


日本人の死亡要因は、60%ががん、心筋梗塞、メタボリックシンドローム、糖尿病などの生活習慣病が占めています。

若い時からの、食生活が大きく影響していることは間違いないです。

CAの仕事は、食事管理がとても大変な仕事です。

もちろん、CAだけではなく、健康な身体でいるために、また将来のためにも、野菜を摂取する習慣を今から身につけておくことが大事です。



いかがでしょうか?

これを読んだ皆さん、毎日積極的に野菜を食べましょう!

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