体調不良に失恋も許される驚き事情!?CAが仕事を休むその時 (2/2ページ) | キャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア - CA Media

3000人以上のCAネットワークから情報を発信!
日本初のキャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア

体調不良に失恋も許される驚き事情!?CAが仕事を休むその時 (2/2ページ)

藤原 絵里

CAとして乗務するには、心身ともに健康であることが不可欠です。しかし、どうしてもお休みしてしまうこともありますよね。筆者の経験を基にCAのお休み事情をお話します。


鼻詰まりを甘く見ると命取りに!?

私が病気でお休みしたのは2回のみ。

どちらも原因は【鼻詰まり】でした。


1度は無理をしてフライトに行きました。

少し鼻詰まりかなぁと言う程度だったので、大好きなバンコクフライトへ。

飛び立ってすぐに気圧の変化で耳が聞こえなくなり、着陸時は耳が破けてしまうのではないかと思うほどの激痛。

着陸しても耳がジンジン痛むので、せっかくのバンコクフライトでしたが、安静に過ごしました。

帰りのフライトでも同じような状態が続いたので、次のフライトはお休みして、クリニックに行きました。


その後にも1度だけ、鼻詰まりだなぁと思ってお休みしましたが、この鼻詰まりは甘く見てはいけません。

CAはお客さまの命を預かっています。

常に機内の、音やにおいに気を配っています。

それが出来ないと言うことは、業務の半分以上が出来ていないと言うこと。

また、悪化すると航空性中耳炎にかかり、とても乗務できるような状態ではなくなります。

鼻づまりだなぁと少しでも感じたら、身体は元気でもCAは乗務するべきではないのです。




失恋でお休み!?

訓練中、驚いたことに「失恋した時も無理しないで休むように。」と言うお話がありました。

もちろん、クリニックでの診断書が必要になります。


失恋で乗務出来なくなるような繊細な神経のCAなんてそうそういないとは思いますが、会社が伝えたかったのは、「情緒不安定なまま乗務するのは許されない」ということ。

常に心からの笑顔での接客、100%の安全が求められるお仕事だということが分かりますよね。




時差、気温の変化、気圧、乾燥。

過酷な状況での乗務ですが、休日も常に体調管理に勤め、休む時は周りの方への配慮を忘れない。

こうして、CAは皆さまへ安全な空の旅を提供しています。

SCROLL