赤リップに赤いシュシュ!統一美を意識したCA身だしなみ規定(ドバイ編)
CAの制服は個性的で、空港内を歩くCAの姿を見ているだけでも楽しいですよね。今回はドバイを拠点とする外資系航空会社の身だしなみ規定についてご紹介いたします。統一美が問われるのは多国籍のCAがいるからこそです。
多国籍なCAが集まるドバイだからこその細かな規定
私が働いていた会社では、130カ国以上から集まるCAが在籍していました。
国籍も文化も宗教も異なる私たちが一つのチームとして働く為、制服の規定はかなり細かく決められていました。
また、中東系と一言で言ってもやはり会社によってカラーが違うのと同様、身だしなみ規定も少しずつ違います。
もちろん、中東系ならではの共通点もあります。
今回は私マイが、ドバイを拠点とする外資系航空会社の身だしなみ規定についてご紹介いたします。
シュシュは会社指定の赤いのだけ!ヘアスタイル規定
まずは最も目につきやすい髪型から。
ほとんどのCAは夜会巻きや低い位置でお団子などをして髪を束ねています。
お団子にする場合はヘアネットと会社指定の赤いシュシュを必ず使用します。
髪が肩につかなければショートヘアもOKですが、顔周りの髪はピンで固定するなどして、サービス中に髪が顔にかからないようにしなければなりません。
また、前髪は眉毛にかからないようにします。
襟足の後れ毛も見えないようにまとめているか、厳しくチェックされるので注意が必要です。
目につく場所へ使用できるピンは5本までなので、ヘアスプレーやワックスは必須です。
自然な髪色の範囲内でのヘアカラーは自由ですが、目立つハイライトはNGです。
男性の場合は髭はNG、もみあげの長さも規定があります。
絶対に外せない!赤リップ
制服に用いられているワンポイントカラーの赤をリップにも使用します。
ただし一口に「赤」と言っても似合う色は人それぞれ。
明るすぎても暗すぎてもダメなので、トレーニング中に自分に合う赤リップを探すところから始まります。
機内では頻繁にCA同士で、どのブランドのリップを使用しているのかといった情報交換が行われていました。
意外と目につく手先
男女共に爪のケアは必須です。
女性の場合はノーマニキュアはNG。
色は赤、クリア、フレンチなどの規定があります。
機内は乾燥しているので爪が欠けやすい環境ですが、毎フライト常にチェックされるので気が抜けません。