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【CAから女優へ】全く違う世界に飛び込んだ私の物語~CAの転職&セカンドキャリア体験談vol.10~ (2/2ページ)

藤原 絵里

CAからのセカンドキャリアとして女優を選んだ人はあまりいないかもしれません。世界を飛び回る外資CAとしての活躍からなぜ女優を目指したのか。常に自分の気持ちに正直に、「やりたい!」という直感を信じて進んだ新たな道についてお話しします。


東京への帰国と新たな人生

2年間のイギリスでのワーキングホリデイを終えて、東京へ。

中東へ戻ることも考えましたが、「一度きりの人生、やりたいことは全部やろう!」と。

歳の数だけ面接を受けてやっと決まると言われていた通り、再就職への道は厳しく、どこも全く決まりませんでした。

むしろ、CAであった経歴が邪魔になるほど。


2か月の就職活動を経て、以前の医療事務の経験のおかげで、医療系のお仕事がいくつか決まった時に、中東出身の社長の秘書のお仕事を見つけました。

小さな会社で、不安はありましたが、これまでの経験を生かせるのはここしかないと、安定した医療系のお仕事ではなく、社長秘書を選びました。


初めての事務職、5人だけの小さな会社、中東出身の社長と日本人の間に挟まれる難しさ、社長の代わりに大きなお金を動かす緊張感、毎日が新鮮で楽しいものでした。


ウィークデイに、残業もほとんどなく、お休みも比較的自由に取れたので、大好きな旅行や観劇や美術館巡りなど、プライベートもとても充実した、憧れのOLライフでした。

   

きっかけは!?志した女優への道 

きっかけは、本当に単純でした。

友人に誘われてボランティアエキストラに参加した時のこと。(友人の大好きなアイドルが出演するドラマでした。)

撮影現場のメリハリ、緊張感、オンとオフ、真剣さ、何もかもに魅了されてしまったのです。

フライトを作り上げるのに似ているなぁという感覚もありました。


お休みのたびに、たまに有休を使って、ボランティアエキストラに参加していたのすが、「もう少し映ってみたいな~」 「何か台詞を話してみたいな~」なんて、欲が出てきてしまったのです。

結局、2か月後には秘書のお仕事辞めて、芸能事務所に所属していました。


最後に

わたしは、「やりたい!」と思ったら、やらなきゃ気が済まない性格。

これからの人生で、”今”が一番若い時です!


よく、”CAはつぶしがきかない”、なんて言われますが、あの訓練を乗り越えて、世界を股にかけて、機内で必死に笑顔で過ごしていたことと比べたら、どんなことも簡単なことだと思えます。


こんな風に自分の直感を信じて、全く違う道を進むこともできるのです。

仕事に疑問を感じながら、この先どうしよう?と悩んでいる方や、CAからのセカンドキャリアに迷っている方の背中を押せたら嬉しいです!

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