「大和言葉」で心が伝わる!すぐ使えるビジネス大和言葉の使用例
ビジネスシーンにおいて、言葉遣いは人や会社の品格が表れる重要なポイントです。置き換えるだけで印象がアップする「大和言葉」の魅力と具体的な使用例をご紹介します。
大和言葉とは
日本語には、「外来語」 「漢語」「大和言葉」と大きく分けて3種類の言葉があります。
「スクール」のようにカタカナで表記され中国以外の国から来た言葉が「外来語」、「学校」のように音読みで発音し中国から伝わった言葉が「漢語」、「学なびや」のように訓読みし日本で生まれた言葉が「大和言葉」です。
最近では言葉の短縮や省略など、流行り言葉もたくさんありますが、どんな言葉遣いをするかによって、相手に与える印象はガラッと変わります。
大和言葉は古くから使われている生粋の日本語で、日本人の心に響く表現が魅力的です。
同じ意味でも置き換えるだけで柔らかい物言いに変わる、ビジネスシーンで使える大和言葉をご紹介します。
大和言葉を使うメリット
顔を見て話す場合は、表情や声のトーンから相手の気持ちを読むことも出来ますが、用件だけを短く伝えるのが良しとされるメールでは特に、温度感がなく素っ気ないやり取りになりがちです。
用件だけを伝える文章は、言葉足らずで冷たい印象を与えてしまったり、行き届かぬ点があったのかなど相手を不安にさせてしまうことにもなりかねませんが、大和言葉の柔らかい表現を使うことによって、心を伝えやすくなります。
ビジネスシーンで使える大和言葉
・だいたい順調です→概ね順調です
だいたいは無責任な印象になりがち。メールなど書いて伝える場合には概ねがおすすめ。
・意外に時間がかかりそうです→思いのほか時間がかかりそうです
自分が思っていた以上の結果になった時、良いことにも悪いことにも使える。
・手が空いている時に→お手すきの時に
相手に失礼がないように、思いやりのある言い方になる。
・待っています→心待ちにしています
ただ待っていますと言うより、心待ちにしていますと言うと、より期待度が大きい思いが伝わる。
・妥協する→折り合いをつける
妥協とはどちらかが折れたような言い方だが、折り合いを使うとお互いが穏やかに譲り合って解決したという印象になる。