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皆知らない!?CAの保安要員としての訓練内容をこっそり公開! (2/2ページ)

りか

客室乗務員は飛行機の保安要員としての役割がとても重要ですが、訓練でどんなことを学んでいるのでしょうか?緊急時の脱出方法や酸素マスクが落ちてきたときの対処はもちろん、急病人の方への応急処置も幅広く学び、訓練しています。今回はその一部をご紹介いたします。

大人、赤ちゃん、子供へのCPR(心臓マッサージ)

これは胸を押す角度や深さ、人口呼吸の際に相手の肺にしっかり空気が入っているか、どの症状の時点から人口呼吸をし、心臓マッサージをするのかを学びます。  

生死にかかわることですので、無駄なく行うためチームプレイで様々なシチュエーションや役割のロールプレイを何度も行い、体にたたきこみます。  


さらに、骨を折った際の包帯の巻き方や、鼻血の時の対処、やけどレベルに合わせた応急処置などさまざまな機内できる対処を学んでいます。

また、それらの対処方法を忘れないために、1年に1度、緊急脱出の訓練とともに応急処置についてもテストを行っています。

    

保安業務は客室乗務員の基本  

こちらでご紹介した訓練はほんの一部ですが、客室乗務員の訓練は安全のための保安要員としてこのような応急処置の訓練を受けています。

機内には医療器具などが常備されており、訓練されている乗務員がおりますが、地上と上空では体がうける環境は大きく違います。


お酒を上空で飲むだけでも、地上で飲むより約3倍も酔いやすくなっています。


飛行機が苦手な方に乗務員がどのような訓練を受けているか知っていただけて、安心していただけましたら幸いです。

体の無理をせず空の飛行を楽しみましょう!

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