皆知らない!?CAの保安要員としての訓練内容をこっそり公開!
客室乗務員は飛行機の保安要員としての役割がとても重要ですが、訓練でどんなことを学んでいるのでしょうか?緊急時の脱出方法や酸素マスクが落ちてきたときの対処はもちろん、急病人の方への応急処置も幅広く学び、訓練しています。今回はその一部をご紹介いたします。
保安要員としての訓練内容は?
客室乗務員にとって、最も重要な役割が保安要員としての業務です。
緊急時の脱出など、お客様が安全に機外に避難できるよう、訓練を受けています。
その他、どんな訓練を受けているのでしょうか?
外資系エアラインで私がアッと驚いた訓練内容についてご紹介いたします。
窒息時の対応
窒息は、赤ちゃんだけではなく大人の方にも起こることがあります。
訓練では、気管につまった物の取り方、窒息の判断の仕方、窒息のため呼吸をしていない時の対処方法を実践訓練します。
赤ちゃんの人形を使ったり、訓練同僚とペアを組んで練習したりしますよ。
過呼吸、心臓発作、痙攣などのお客様への対処
客室乗務員は医療処置はできないため、それらの応急処置方法を学びます。
機内には医療器具が常備してあります。
そのため、命にかかわる何かが起こった時にいつでも対応できるようになっています。
場合によっては、医療関係者の方にご協力をいただくため、機内アナウンスをさせていただくこともあります。
さて、ではその際医療関係者がいらっしゃらない場合はどうするのでしょうか。
実は機内から地上のお医者様へとつながる電話があります。
そのお医者様の指示をうけ、私共でできる範囲の更なる応急処置をしていくのです。
お産への対処
機内では何が起こるかわからないため、私共は訓練の際にお産の際の対処方法までも勉強をしています。
機内出産は滅多にないことではありますが、年に1,2回はニュースなどで見かけますよね。
客室乗務員は機内で準備できるものや、胎盤がでてくるまでの流れ、へその緒を切る位置まで学びます。