幼稚園と保育園。CAママが語るメリット・デメリット・ウラ事情 (2/2ページ)
「幼稚園と保育園の違いは?」「共働きでも幼稚園にも通わせられる?」よくある表向きの情報だけでなく、両方に通わせた経験のある筆者が、保育園と幼稚園の違うポイントやメリットデメリット、「ウラ事情」までお伝えします。
預かる時間、お弁当or給食
幼稚園ではお勉強の要素が多いのは魅力的ですが、保育園のように長く預かってくれません。
昼食はママのお弁当で、というところも多いので、働くママにとっては負担があります。専業ママにとってもお弁当は負担なので、給食が多い幼稚園は大人気で、争奪戦になったりします。
人気のある幼稚園では、面接を行い、高倍率となることも。申し込みが先着順の人気幼稚園では、泊りがけで並ぶ父兄がいるという噂もあります。
延長保育
短い預かり時間でも、延長保育のある幼稚園なら仕事をしていても預けることは可能です。
しかしここで大事な「デメリットポイント」は、仕事をしていないママが周りに多いこと。
子どもはほかのお友達が早く帰る中、預かり保育に残ることをさびしく感じることが多いよう。その点、保育園だと周りの子どもたちは皆お迎えが遅いため、さびしいという気持ちを持ちづらくなります。
「預かり保育があるから」と幼稚園を選ぶ場合は、預けるママや働くママの割合も確認しておいたほうがよさそうです。
トイレトレーニング
保育園では先生がお母さん代わりの存在になってくれるため、育児の最難関の一つである「トイレトレーニング」を保育園で引き受けてくれます。
経験のある方はわかると思いますが、おむつ外しはとにかく大変。もう大丈夫だろうとパンツにしていると、モラされること多数。着替えを持っていないときは慌てて買いに走ったり、ひどいときは「大」だったりするため、悲劇です。
その点、保育園で「トイレトレーニング」を肩代わりしてもらえるなら、「こんなに楽でいいの?」と嬉しいうしろめたさまで生まれちゃいます。
働くママやこどもにとってのメリット、あなたはどれを選ぶ?
ママの働き方や環境によって、幼稚園を選べる場合も、選べない場合もあると思います。
近くに両親がいて送り迎えをしてくれたり、仕事もフルタイムでなく時間の都合がつきやすかったりすれば、幼稚園という選択肢もあるでしょう。
フルタイムで残業も多いママには、やはり保育園という選択肢しかなさそうです。ですが、最近は幼稚園と保育園の両方を併せ持った「認定こども園」が続々誕生していますし、保育園でも外国人講師に英語を習わせたり、陶芸の時間があったり、教育的要素を増やしている保育園も増えてきています。
これからは情報を早めにキャッチして、ママにも子どもにもぴったりの、自分たちにとってよりよい園を見つけていくのが賢いママとなりそうですね。
いかがでしたでしょうか。
皆様にとってベストな預け先が見つかりますよう、お祈りしております。