幼稚園と保育園。CAママが語るメリット・デメリット・ウラ事情
「幼稚園と保育園の違いは?」「共働きでも幼稚園にも通わせられる?」よくある表向きの情報だけでなく、両方に通わせた経験のある筆者が、保育園と幼稚園の違うポイントやメリットデメリット、「ウラ事情」までお伝えします。
幼稚園と保育園の根本的な違い
一般的に、専業主婦なら幼稚園、働くママなら保育園というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
しかし、中には「仕事を持っていても幼稚園に入れたい!」というママもいます。
そもそも「保育園と幼稚園は何が違うの?」「どっちの方がいいの?」と思っている人も多いですよね。
幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省、と管轄が違うため、この2つは「子供を預かる」という点では似ているものの、本質的に大きく異なる部分があります。
簡単に言うと、幼稚園の先生は「学校の先生」、保育園の先生は「お母さんがわり」なのです。
これがどのように関わってくるのでしょうか。
ここではキーワードごとに、それぞれの違いやメリット、デメリット、両方に通わせた経験のある筆者が感じたウラ事情などを赤裸々にお話いたします。
イスに座る習慣
幼稚園は「小学校」の準備として、お勉強だけでなく集団で行動することも教えてくれます。
一方保育園には学校スタイルで座る、机とイスはないところも多いのです。
小学校に上がって、「保育園の子は席に座っていられない子が多い」なんて言われてしまうことがあるのもそのためです。
しかし、席に着く習慣がなくても、小学校に入ればすぐできるようになるので気にする必要はありません。
実際、保育園の子、幼稚園の子、なんて区別されるのは低学年の間だけ。3年生以上になれば、全く差がなくなります。
お昼寝
幼稚園にはないものとして、保育園ではお昼寝があります。
お迎えが遅くなるママにとってはありがたい「お昼寝」ですが、小学校に上がるときにはお昼寝習慣が邪魔になることも。
保育園によっては少しずつお昼寝を短くしたり、無くしたりして、小学校にうまくなじめるようにしてくれるところもあるようです。
預かり時間の長い保育園では、お昼寝タイムは、先生方が保護者に渡す連絡ノートを記入する、大事な事務作業タイムになっているのです。
年齢が大きくなるとだんだんお昼寝できなくなる子もいますが、それでもお昼寝タイムがなくならない場合はそういう大人の事情もあるのかも?