CAはここが違う!ワンランク上の接客テクニック【基本編】 (2/2ページ)
サービス業の頂点と表現されることもある、CAのサービス。あの限られた空間、時間でそうも言わせてしまうCAのホスピタリティ溢れるサービステクニックとはどのようなものでしょうか。 接客に従事する皆様はもちろん、会社内でも明日から使える一流の接客テクニックをほんの一部ですが、ご紹介いたします。
ポイント3. CAの視線術の秘訣
よく「目は口ほどのものを言う」と言いますが、どんな技術よりも勝る、CAの接客に大切なことが「視線」です。とても基本的なことでは?と言われてしまいそうですが、つい忙しい職場で、何かをしながら目を合わせずに返事をしてしまうことはありませんでしょうか?
1、視線は喜怒哀楽を表現するパーツ
CAの訓練の中に、目が笑っているかを口元を隠しても分かるかという実験がありました。
眉毛と目だけで笑顔を表現するのです。皆さんも、すぐ出来る練習ですので、是非お仲間とやってみてください。
どれだけ口角が上がっていても、目が笑っていない人は怖いものですよね。
2、お出迎え・サービス中・お見送りの視線合わせでカバー
数多くのお客様を接するCA。残念ながら、一人一人のお客様に十分なサービスが行き届かないことも時にはあるかもしれません。そんな時でも、ドア横に立ってのお出迎え・お見送り、ドリンクやお食事のサービス中は必ず一人一人のお客様へ目を合わせます。
その時に、もしかしたらさっき言えなかったことを言って下さる方がいるかもしれません。
浮かない顔をしている方がいらっしゃったら、何か不満を抱えていらっしゃるかもしれません。
その約束の3箇所で視線をしっかりと合わせることで、他の足りなかった部分までカバーしているのです。
3、信頼の証
日本人は欧米の方に比べ、目を合わせるのが苦手な人種という統計があるそうです。
欧米のコミュニケーションでは、目を合わさない人は信頼されません。視線を合わせることは、「あなたを受け入れようとしています」「どうぞ信頼してください」という大切なサインです。
不安なことが多い機内では、CAはお客様に信頼して頂ける存在でないといけません。
CAだけに関わらず、接客業、営業職、一緒に働くスタッフがいる全ての方が明日から出来ることです。
目が合っただけで、信頼してもらえる、そんな人を目指していきたいものですね!
いかがでしたでしょうか。
2種類の笑顔、スピードの使い分け、視線術。この3つを使いこなし、ワンランク上の接客を目指してみてください。
次回は、明日から使える!【実践編】をお送りいたします。