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【CA→パン教室経営】趣味を活かして自宅で起業!〜CAの転職&セカンドキャリア体験談vol.1〜 (3/4ページ)

神原李奈

セカンドキャリアについて考えた時、多くの業界・会社・職種があり、それぞれの持つスキルや経験をどのように活かし、未来につなげていけばよいのか分からないという悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。ここでは転職をお考えのあなたへ、元CAに聞く「CAの転職&セカンドキャリア体験談」をリレー形式でお伝えして参ります。

転職までの道のり


肩書と自分らしさの狭間で。

仕事を休むことになり、事実上CAとしての肩書きがなくなった私は、ゼロの状態になってしまいました。

今までは私自身、心のどこかでCAという肩書きを利用し、もしかしたら他人も「CAの神原さん」として私と付き合ってきたのかもしれないと考えたら、この先どうしていいかわからなくなり、何か引け目のようなものを感じました。


しかし、それでも以前からの友人や新しく出会った人々も、そんな私を受け入れてくれ、きちんと向き合ってくれました。

そのおかげで「私は、私でいいんだ」と自信を持つことが出来たのです。


肩書きで人を判断していたのは、もしかしたら私自身だったのかも知れないと気づきました。

憧れの職業であるCAの仕事を意図も簡単に手放した所以はここにあります。




本当にやりたいこと


もちろんCAの仕事は日々刺激的で楽しかったですし、誰かの役に立つことも何物にも代えられないほど嬉しく、私にとっての天職だと入社してからずっと思っていました。


休職という現実に直面して初めて、

「私が本当にやりたいこと」について考えるようになったのです。


もっと身近なひとに喜びを還元できる仕事がしたい、そして、それをその先に繋げたい、と思うようになりました。

また、「体は資本」という言葉があるように、食生活という生きる上での基盤となるものにもっと焦点をあてた仕事がしたいと考えました。


体調を崩したからこそ実感した「健康であることの大切さ」。それを多くのひとに知ってもらいたい。そこで私の中で浮かんだことが、いつかやりたいと考えていたパン教室の経営でした。

パン作りを通して食の大切さに気づいてもらいたい、そして安心して食べられるものを大切なひとにも食べてほしい、と強く思ったのでした。


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