現役CAが語る!コロナで大打撃を受ける航空会社の今の状況とCAの本音とは? | キャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア - CA Media

3000人以上のCAネットワークから情報を発信!
日本初のキャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア

現役CAが語る!コロナで大打撃を受ける航空会社の今の状況とCAの本音とは?

Hannah

新型コロナウィルス感染防止の観点から、各国で渡航制限や入国制限などの規制が取られています。フライトの減便や欠航が相次ぎ、大打撃を受けている航空会社各社。実際内部ではどのような状況なのか、渦中の現役CAがその実情と本音をお届けします。

新型コロナウィルスで大打撃の航空会社

連日ニュースで大々的に取り上げられている新型コロナウイルス。

多くの国や地域で渡航制限や入国制限などの規制が行われているため、よほど急を要する場合以外フライトをキャンセルされるお客様が多くいらっしゃいます。

そうなると必然的にフライトの数が減り、減便また場合によっては欠便が出てきます。

中には全てのフライトを一定期間キャンセルする航空会社も現れるほど……

どの業界も打撃を受けていると思いますが、航空会社は今回大打撃を受けている業界のひとつだと思います。

実際内部ではどのような状況なのか、渦中の現役CAがその実情と本音をお届けします。

精神的にも体力的にも辛い日々

フライトが減便、欠航になるということは、我々CAにも非常に大きな影響が出てきます。

私の場合はスケジュールで予定されていたフライトがほぼキャンセルされ自宅スタンバイ、またはオフになるなどスケジュールの大幅な変更が毎日行われています。自宅スタンバイでは、呼び出されるとすぐに出社しなくてはならず、どこの国に行くかも分からない状況なので、精神的負担も大きいです。翌日からのスケジュールが分からないため、毎日ヒヤヒヤしながらスケジュールをチェックしています。

フライト時間によってお給料が決まるため、収入もかなり減ってしまいます。会社自体の収益もとても心配です。

またかなりの確率でフライトが現地宿泊のない日帰りフライトになってしまったため、1日あたりの拘束時間が増えるなど体力的にもかなりきついスケジュールになっています。

会社の対応も厳しくなっており、ブリーフィング前には必ず体温測定をし、規定値を超えると乗務することは許されません。またマスクの着用は義務化され手袋の着用も推奨されています。

次のページ:機内でのコロナ対策とCAの本音

SCROLL