現役CAも実践!効果的な後輩指導のポイント3つ
社会人となれば、後輩指導を任されることもあります。これまで3社で働いた経験から気づいた、後輩指導のポイントをご紹介致します。
求められる後輩指導力
社会人として働くうえで誰もが一度は通る道、後輩指導。
全てサービス業ではありますが、わたしはこれまで3社で仕事をした経験があります。
それぞれの会社で指導方法が異なるのはもちろんのこと、教える人によっても個性が出ます。
指導する側・される側の両方を経験し、そこから気づいた後輩指導のポイントを3つご紹介致します。
その1 優しい表情と言葉遣い
わたしが後輩指導をする際に気をつけていることの一つ目は、表情と言葉遣いです。
先輩に指導していただくのは、後輩にとって緊張する場面もしばしば。
例えばわたしが以前働いていた航空会社では、はじめてお会いする先輩とフライトする機会が多くありました。
チームワークが大切な仕事なので、他のCAと関わりを持たずに一日過ごすなんてことはできません。
特に後輩という立場では、なおのこと。
先輩CAがつきっきりで指導してくださることもあります。
そんな時、後輩CAは先輩CAの表情などを意識して見ています。
指示出し一つとっても、表情が険しかったり言葉遣いが悪かったりすると委縮してしまうことに繋がります。
その結果能力を発揮できず、ミスをしてしまうこともあると思います。
また、本来お客様に向けるべき注意力を先輩に向けるなんて、本末転倒です。
指導する側が優しい表情や言葉遣いで話すことで、相手は受け入れやすくなるものです。
日頃から気をつけることで、後輩に指導する際も自然とできるようになりますよ。
その2 分かりやすく具体的な説明
何か指示を出す時やアドバイスをする時は、分かりやすく具体的な説明をすることが大切です。
自分にとっては当たり前のことでも、初めての人にはイメージがつきにくい場合がほとんどです。
自分の常識が相手の常識とは限りません。
認識の違いによりミスが生じることもあるので、伝え方には注意が必要でです。
皆さんは、何かを伝える際に「適当に」や「良い感じに」などの表現を使ってはいないでしょうか。
双方が共通の認識を持つ場合は良いのですが、そのような曖昧な表現は誤解を招く恐れもあるため極力避けましょう。
作業工程がたくさんある場合はあらかじめ完成形を伝えたり、その作業をする理由を添えたりすると良いと思います。
そうすることで受け手もイメージがわきやすく、行動化しやすくなります。
また、言葉で説明するだけでなく、手本を見せることも効果的です。