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元中東系CAがズバリ!中東系CAに向いているのはこんな人!

藤原 絵里

日系ではCAになれなかった筆者がなぜ中東系でCAになれたのか?経験者だからこその視点で、中東系CAに求められる一般的なCAのイメージとはちょっと変わった素質についてお話します。

日系と外資系のに求められることは違う?

実は、日系航空会社はことごとく不合格だった筆者。

短大を卒業してからの3年間、あらゆる日系航空会社に挑戦しましたが、惨敗でした。

英語は苦手、田舎で生まれ育ち、学生時代の短期留学がトラウマで、外国も外国人も苦手。

それでも世界中を飛び回る夢を諦められず選んだのが、外資系航空会社でした。


外資系には、

1. 外国をベースにして日本線に乗務するCA
2. 日本をベースにその会社の国の路線に乗務するCA
3. 外国をベースに国籍関係なく世界中飛べるCA

がいます。


中東系は3、国籍関係なく世界中に飛べるんです。

海外経験も少なく、日系に入社できなかった筆者が、中東系航空会社に合格したのはなぜなのでしょうか?

日系と求められる視点が違う、中東系CAに求められる素質を経験者の立場からお話します。




求められる素質1:怖いもの知らず

良い意味で、世間知らず、とも言うのかもしれません。

最終面接で、女性面接官がわたしと同じ藤色のジャケットを着ていたので、「素敵な色!わたしと一緒!この色大好きなの!藤原の藤はね・・・」と、思わずおしゃべりをしてしまいました。

入社後に面接官に聞くと、「そのエピソードを覚えていて、それが合格の決め手だったのよ!」とのこと。

真偽のほどは分かりませんが、物怖じせず、素直なところが評価されたのかもしれません。




求められる素質2:一人を楽しめる

実は、CAの仕事は孤独との戦いかもしれません。

訓練中は同期と楽しく一緒に学べますが、独り立ちしてからは同期と一緒のフライトなんて数えるほどしかありません。

筆者が勤めていた会社は毎回チームが違うので、毎回ほとんどのCAがはじめまして。

もちろん、日本人は自分一人ということがほとんどです。

気の合うCAが見つかれば良いのですが、文化や宗教の違いがあり、ステイ先では一人で過ごすことも多々ありました。

お休みも気の合う友人や同期となかなか合わず、一人で過ごすことも。

そんな時に一人でも気にせず楽しめる心の強さが必要かもしれません。




求められる素質3:どんなことでも楽しめる大らかさ

日本では考えられないことが次から次へと起こります。

中東での生活はもちろん、機内でも。

例えば、エコノミークラスの搭乗券を持っているのに、「広い席が良いから。」と、ファーストクラスに座ってしまうお客さま。

お手洗いと間違えて、ドアを開けようとするお客さま。

今まさに着陸と言う時に、シートベルトを外してお手洗いに立つお客さま。

ギャレーで喧嘩を始めるCA同士。

「ラマダン中だからアルコールに触れない。」と、ドリンクサービスを拒否するCA。

「制服に袖を通す前に必ずシャワーを浴びましょう。」と書かれてあるマニュアル。

挙げればきりがないほど、毎日が驚きの連続です。

そんなびっくりを、笑い話にできる大らかさが必須です。


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