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CAから農業女子に!家族との時間を選んだ私の決断~CAの転職&セカンドキャリア体験談vol.12

五賀晶子

働く女性が増える中で、家庭と仕事の両立は本当に大変ですよね。特に、CAは不規則な生活で家を留守にする機会も多い特殊な仕事なので、結婚後セカンドキャリアをどうしようか悩む方も多い職業です。転職や新しいことに挑戦しようかと迷っている方のお役に少しでも立てれば幸いです。

【第12回】 「CAの転職&セカンドキャリア体験談」

ここでは転職をお考えのあなたへ、「CAの転職&セカンドキャリア体験談」として生の声をお伝えして参ります。

CAの方もそうでない方も参考にしていただけたら幸いです。

第12回:五賀 晶子

航空会社:ANAウィングス→日本航空

国際線/国内線:国内線

現在の職業職種:自営業




食生活や健康を気にせず毎日楽しんでいたCA時代

私はずっと夢だったCAになり、大変なこともたくさんありましたが、同期や先輩・後輩に恵まれ毎日楽しくフライトをしていました。

しかし、食生活や健康にはあまり興味がなかった私は、特に気にせず外食をたくさんし、休みの日は同期や友達と遊んで飲みに行く日々を送っていました。

若いから大丈夫!と思っていたのもあります。

仕事中は、冷たいお弁当を駆け込んで食べる毎日。



結果的に、今までとガラリと変わった不規則な生活と食生活の乱れで体調を崩すようになりました。

CAの方であれば、私もそうです!とおっしゃる方も多いと思います。

このままで私の体は大丈夫?と危機感を感じるようになり、生活を改善しようと思うようになりました。



私の実家は、岡山で約200年続く米農家兼販売をしていることもあり、まずは食生活の改善からスタートしました。

母から送られてくる実家のお米や野菜を使って料理をし、体に入れるものはできるだけいいものを取り入れようと、調味料などもオーガニックのものを探すようになりました。

実家で育てた、採れたての野菜とお米をお休みの日に3食きっちり食べると、肌荒れがなくなっていきました。

スーパーで買ったものとは全然違うと感じ、食に興味を持つようになりました。


このことが、私が食に興味を持ち、CAから新たなキャリアへ進むきっかけとなりました。

今回は、CAから農業女子へとセカンドキャリアを切り拓いた私の体験談をお伝えします。





結婚もセカンドキャリアを考えるきっかけに

お付き合いしていた彼と結婚を決めた時、今後子育てをすることを考えるとこのままCAを続けていけるのか、と考えるようになりました。

お互いの両親も遠い県外に住んでいますし、家族と一緒に居る時間もなかなか取れなくなることに疑問を抱くようになりました。

そして、田舎で育った私には、東京で子育てをするということも高い壁に感じていました。


そんな時、私の父が実家の米屋を継ぐ人がいないからもう畳もうかなとのこと。

小さい頃から田んぼに一緒について行ったり、販売の手伝いをしたことを思い出し、このままなくなるのは絶対に嫌だと思いました。

父は家の近くに店舗兼事務所を構えて仕事をしていたので、毎日、朝昼晩家族揃って食卓を囲む生活をしていました。

私もできればそんな家庭がいいなと思っていたので、主人にその思いを伝えてみると、思いが伝わり二人で父がやってきた米作りを受け継ぐ決断をしました。




跡を継ぐまでの道のり、現在の活動

小さい頃一緒に田んぼについていくことはありましたが、本格的に農業をするのは初めてで分からないことばかり。

主人も東京で、飲食店の経営をしていたので食との関わりはありましたが、農業は全くの初めてです。

毎日学ぶことばかりですが、普段スーパーで簡単に手に入る食べ物がこんなにも時間と労力がかかるのかと思うと、食べ物は大切にしなければならいと改めて考えさせられました。

この経験を元になにかできないかと考え、現在、農業女子の傍ら野菜ソムリエの資格取得に励み、集英社 雑誌MOREで誌面、ブログを通して若い世代に食の大切さを伝える活動をしています。


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