何気なく使用している飛行機のお手洗いの秘密をこっそり公開
飛行機のお手洗いを英語で"ラバトリー"と呼びます。お客様が何気なく使用しているラバトリーの掃除や驚きの使用方法など、その秘密をお話します。
ラバトリーって?
私たちCAは、飛行機のお手洗いのことをlavatory=ラバトリーと呼びます。
一般的に、英語でお手洗いは、toilet・restroom・bathroom・washroom・WC等の単語を使って呼ぶことが多いのではないでしょうか。
普段の生活では、ラバトリーはあまり聞きなれない言葉かと思います。
そんなラバトリーに関するエピソードをご紹介いたします。
CAはどこのお手洗いを使うの?
CAも、お客さまと同じお手洗いを使用します。
用を足すだけでなく、先輩に怒られて涙し、お客さまに怒られて涙をこらえて……という場面で使うCAもいるとか。
新人CAにとってお手洗いは、機内で一番安らげる場所かもしれませんね。
お手洗いは誰が掃除するの?
フライト中のお手洗いの掃除は、CAの仕事です。
わたしの勤めていた会社では、お手洗いに入る前に手袋をつけるのは禁止されていました。
「あなたの後に掃除するわよ!」と言う姿勢を見せていはいけないという理由からです。」
掃除に入る際は、ポケットにゴム手袋を忍ばせてお手洗いに入るのが基本です。
また、CAは食品を扱うので、衛生面でも細心の注意が必要です。
清掃後はアルコールでの消毒必須です。
お手洗い以外の使い方もできちゃう!?
着陸前に、お客様から毛布やヘッドフォンを集める航空空会社が多いと思います。
緊急事態に備えて、少しでも障害物を無くし、お足元をクリアにする為です。
元々は綺麗に畳まれ、パッケージされて座席に置かれていた毛布とヘッドフォン。
集められてどこに収納されるかご存知ですか?
それが、お手洗いなのです。
着陸後はそのままクリーニングに出されるので、お客さまから集めた毛布はビニール袋に入れて、お手洗いに詰め込んで、鍵をかけてしまいます。
着陸寸前にお手洗いが使えないのは、安全上の理由はもちろんこのようにすでに使えなくなっているということもあり、注意が必要です。