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みんな同じは個性がない?日本とアメリカで違うメイクの価値観 (2/2ページ)

羽蘭

日本人のイメージするCAメイクは清楚で女性らしいイメージ。しかし、アメリカ人の好みのメイクとは正反対!個性を大切にするアメリカのメイクの価値観についてお話します。

え?これ私?

ある日筆者が乗務するはずの便が遅延することになり、クルーはしばらく待機することに。

その日の筆者のメイクはブラウン系のアイシャドウにベージュピンクのリップでしたが、いつもファッショナブルなアメリカ人CAが時間があるからメイクしてくれることになりました。


そのアメリカ人CAは、外資の化粧品会社の宣伝に出てくるような鮮やかな色のアイシャドウに真っ赤なリップをつけたりとおしゃれでメイクも上手!

どんな風に仕上がるのかと期待していたら、グレーなどのスモーキーな色のアイシャドウに真っ赤なリップをオン!

出来上がったのはアメリカ映画やファッションショーで見るようなメイクで、全くいつもと違う自分でした。

メイクは本当に人の印象を変えますし、メイク観は本当に国によって変わりますね。





日本人に見られない?

その日のフライトはもちろんそのまま乗務したのですが、その日は面白い現象が!

普段は日本人のお客様に呼び止められることがほとんどだったのですが、その日は外国人のお客様に呼び止められることが多かったのです。

逆に日本人のお客様に呼び止められることが普段より少なく、英語で話しかけられたりしたのでびっくりしてしまいました。

きっとメイクの感じで話しかけにくい感じだったり、外国人風になってしまっていたのかもしれませんね。


アメリカ人の同僚たちは似合うよと言ってくれたのですが日本人CAとしての役割を果たしていないようでなんとなく申し訳ない気持ちになってしまいました。

次のフライトからはいつもの自分のメイクに戻して乗務しましたが、メイクが人の印象を変えると感じた出来事でした。




個性?身だしなみ?

日本人のメイク感覚、アメリカ人のメイク感覚のどちらが良いとかではありません。

日系企業では、メイクもお客様へのおもてなしを表す身だしなみとしてCAが皆同じように、お客様の気分を害すことの内容なメイクを求められますが、アメリカではそうではありません。

メイクも個性の一つ。

こんなところにも文化の違いは表れるんですね!


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