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難関続き!?中東系航空会社のビジネスクラス訓練の裏側 (2/2ページ)

藤原 絵里

ビジネスクラスに乗務しているCAはどんな訓練を受けているかご存知ですか?豊富で細かい知識を短期間で習得する中東系航空会社の訓練をご紹介します。

責任が伴う機内販売

責任者が忙しい時には、機内販売も担当します。

訓練には銀行の方がいらっしゃって、クレジットカードの仕組みや、銀行とお客さまと航空会社の関係等をお話してくれました。 


偽造カードの見分け方も学びます。

機内販売を始める時と締めるタイミング、売り上げの保管の仕方等、お金に絡むことなのでとても注意が必要で緊張しました。




忘れてはいけないビジネスクラスの座席

そして忘れてはいけない座席。

エコノミークラスとは座席の仕様が違うので、動かし方も改めて勉強します。

座席の倒し方、コールボタンの場所、荷物置きのコンテナもエコノミークラスとは違います。

また、ビジネスクラス用のアメニティキットのブランドや中身、羽毛布団の敷き方等も覚えなければなりません。

雑誌ホルダーの場所や新聞の種類等、覚えても機材によって少しづつ異なってくるので、乗務する都度覚えるように言われます。




合格すればビジネスクラスデビュー!最終試験

訓練の最後は、お客さま役とCA役に分かれてロールプレイングを行う最終試験です。

お客さま搭乗から、お食事のサービス、免税品販売までを、実際の食べ物や飲み物を使って実技試験を行います。

翌日にはもうビジネスクラスCAとしてフライトがアサインされているので、不合格になるわけにはいきません。


無事に合格してデビューをしても学ぶことはまだまだたくさん。

このような訓練だけでなく、プライベートな時間を使って、ワインやチーズの勉強を継続していきます。

エコノミークラスとビジネスクラスの違いはサービスの内容、質、そしてCAの知識。

CAは、覚えることが好きな人が多いのかもしれませんね!

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