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コロナで相次ぐCAの採用中止。既卒でCAに合格するコツ、メリット、今やるべきこととは? (2/2ページ)

五賀晶子

新型コロナウィルスの影響で、CAの新卒採用を中止する航空会社が相次いでいます。私自身、就職氷河期に就活を経験したのですが、CAの採用はほとんどなく、一度異業種を経験したのち既卒採用でCAの夢を叶えました。ここでは、既卒で受かるコツや既卒ならではのメリット、CAの同業他社への転職などの経験談をお伝えいたします。

採用再開までにやるべきこと

新型コロナウィルスの影響で先が見通せない状況ではありますが、準備期間ができたと思うと自分を磨くチャンスだと思います。


現在、CAの採用基準はTOEIC600点以上が設けれれている会社がほとんどです。600点以上ない場合は、受験できない場合もありますので、今のうちに英語の勉強はしておきましょう。


オンラインで学べるクラスもたくさんありますし、今は海外の友人らともすぐに話せる時代です。積極的にオンラインで海外の文化に触れることで、受験にも有利になるかと思います。


また、歯列矯正や肌・体形も整えるチャンスです。外資形エアラインのCAは、歯並びはとても重要と聞きます。特にアジア系では、面接で歯並びやスキンチェック、体形についてチェックされることもあります。私も、外資を受験したときに歯並びについて聞かれました。歯並びを治して来たら、来年合格させると言われたという話もよく耳にします。


受験まで時間があるので、見た目の部分でも気になる方は、今のうちに治しておくと良いと思います。



ANAグループ、JALを経験。CAの同業他社への転職について

最後に、CAの同業他社への転職についてお話します。こちらの質問をよく受けるのですが、同業他社への転職もよくあります。私が転職した際は、ANAグループでのCAの経験が浅かったので、受かると思わず受けたというのが正直なところです。


私の場合は、ライバル会社だったので面接では、かなり突っ込んで聞かれました。なぜ転職したいのか、両社の違いなどを伝えるのにとても苦戦しました。その中でも、それぞれの会社の良いところを話しつつ、「私はこいう人間なので御社の方が自身の成長に繋がる」ということを伝えました。



転職した感想は、「同じ仕事でもこんなにも違うの?!」ということ。業務内容は、全て同じですがマニュアルや文言が違ったり、動きが微妙に違うところがあり、慣れてしまっているがためにそこを変えるのは大変でした。


例えば、
・座席の呼び方が違う 1A→アルファ、エイブル
・内容は同じだけど、マニュアルの文言が全て違う
・非常用設備デモの動きが若干違う
・機内アナウンス 日英が若干違う

・サービス内容やドリンク・メニューが違う


これらを除けば、新人の時の訓練よりは内容は分かっていたので楽には感じました。


私は、新人のまま若い時に転職したのであまり感じませんでしたが、既卒になるとまたいちから新人になるので長年勤めた方は、新人ワークを行うのは大変かもしれません。


2社経験し、一番よかったことは、同期や先輩・後輩がたくさんできたことです。辞めた今でも、連絡をとりあっています。また、就航地が違うのでステイ先は色んな所にいけたり、前職の同期とステイ先で会えたりなど楽しい思い出もたくさんです。



CA受験生へのメッセージ

現在採用がないのは残念ですが、私は勉強する準備期間ができ、一旦社会経験を積むことで話す内容も増え、新卒の時よりも多く内定をいただきました。


CAに関わらず、この自粛期間を自分を磨くために有効に使ってほしいと思います。



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