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「メズム東京」子連れ宿泊記!五感を魅了する客室、レストラン、朝食、アメニティは予習必須

清水 裕美子

「TOKYO WAVES」をコンセプトに、五感を魅了するサービスやコンテンツを提供するラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」。全客室に用意されたピアノや抹茶セット、着物ローブ、筆ペンのメモセット、まるでミュージカルをテーマにしたフレンチが楽しめる「Chef’s Theatre(シェフズ・シアター)」でのディナー、朝食など、メズム東京の子連れ宿泊記をお届けいたします。

「メズム東京」で五感を魅了する滞在を!



「TOKYO WAVES」、常に変わりゆく“今”の東京を発信しお客様の五感を魅了しよう、をコンセプトに、2020年に竹芝のウォーターフロントにオープンしたラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」


ザ ・リッツ・カールトンに代表されるマリオット・インターナショナルと提携し、JR東日本グループが運営するメズム東京は、外資系ホテルのようなラグジュアリーさの中にも、日本の伝統や魅力が感じられるこだわりが折り込まれ、他にはないオリジナリティを生み出しています。


ホテル名の「メズム」は「魅了する」という意味の英語「mesmerize(メズマライズ)」から付けられたそうで、その名の通り、ホテル内には五感を刺激するこだわりがあらゆるところに散りばめられています。


滞在する側が受け身ではなく、ディズニーランドに行くときのように予習して積極的に楽しもうというスタンスで行くことで、滞在の価値を何倍にも高めることができるホテルだと感じました。



ここでは、「メズム東京、オートグラフ コレクション」の五感へのこだわりに満ちた客室、レストラン、接客サービスなど、子連れでの一泊二日の宿泊記をお届けいたします。


これを読んで「予習」してから宿泊されることで、感動がさらに増すはずです!



こちらはエントランス。


キラキラ輝く光に包まれて、異世界に入っていくかのような高揚感が味わえます。




東京の“今”が一望できる抜群のロケーション



ラグジュアリーホテルの激戦区といえば港区ですが、竹芝に位置するメズム東京からは、日本の歴史が感じられる浜離宮恩賜庭園、船が行き交うウォーターフロント、ビルが立ち並ぶ都会の風景と、東京の3つの特徴的な景色を一望することができます。


また、船の他にも飛行機、新幹線、ゆりかもめ、車と、陸・海・空全ての乗り物が行き交う様子を見ることができるのも、他にはない魅力。


これはとても珍しいそうで、海外のお客様も大変喜ばれるといいます。


まさに東京の“今”が感じられるロケーションと言えますよね。 


また、ロビーにはヤマハとコラボした高性能な音響システムを導入。



通常のホテルは1つのスピーカーからBGMが流れているのに対し、メズム東京のロビーでは、天井に10個以上のスピーカーが埋め込まれ、「BGM(バックグラウンドミュージック)」ならぬ「FGM(フォアグラウンドミュージック」が流れています。




全客室にカシオのデジタルピアノ「Privia(プリヴィア)」

メズム東京といえば、全客室にカシオのデジタルピアノ「Privia(プリヴィア)」が導入されていることで有名です。


グランドピアノと同じ88鍵盤ながら、驚くほどスリムでスタイリッシュ。

日本の技術力を象徴するピアノですね。




メズム東京セールス&マーケティング ディレクターの田村孝平さんは「例えばこれがギターなら弾ける人が限られてしまう。日本人は小学校でピアニカを習っているから、ほとんどの人が何かしら弾けるもの。ピアノが目の前にあるとつい『ねこふんじゃった』など弾きたくなってしまいますよね。」と話されていました。


筆者は中学生でピアノのお稽古をやめて以来、本格的にはほとんど弾いていませんでしたが、都内の絶景をを一望しながらピアノを触るのはワクワクし、つい何か弾きたくなってしまいました。


次回滞在までにちゃんと弾けるように練習してきたいなと思ってしまうほど。


滞在中にこのピアノを弾いてみたことがきっかけでピアノを習い始めた、というお子様もいらっしゃるとのことです。



自分のスマートフォンとBluetooth®で繋ぐことで、スピーカーとしても使用することができるので、客室内での「音」の楽しみ方が広がります。





フラッシュ撮影すると変身!オリジナルデザインのベアブリック

ピアノ以外にも、客室内には注目すべきポイントが満載です。


まず客室に入るとウェルカムアートとして出迎えてくれるのが、クマ型フィギュアの「ベアブリック(BE@RBRICK)」

メズム東京のクリエイティブディレクター小泉堅太郎氏によるオリジナルデザインです。



光に反応する日本製の特殊なインク「NINJAINK®」が使われていて、フラッシュ撮影をするとホテルのコンセプトである“TOKYO WAVES”を表現した「東京波」と描かれた絵柄が浮き上がります。






猿田彦珈琲のハンドドリップコーヒー



客室のバーコーナーには猿田彦珈琲のハンドドリップコーヒーが用意されています。


コーヒーの香りを感じながらゆっくりとハンドドリップする時間も楽しんでいただきたいという想いのもと、導入されたそう。


ここにも「五感を魅了する」というこだわりが感じられます。



抹茶セット

そして驚いたのが抹茶セット!

舞妓の茶本舗オリジナルブレンドの抹茶や茶筅、茶器などが用意されているのです。


茶道を習っていた筆者は心躍り、早速お茶を立ててみました。



抹茶の立て方は客室のタブレットで見ることができるので、初めての方でも簡単に楽しむことができます。


自分で抹茶を立ててお部屋でティータイムを楽しむなんて、なんて贅沢な時間なのでしょう。

海外からのお客様にも喜ばれそうなサービスですよね。




着物気分を楽しめるバスローブ兼パジャマ「KIMONOローブ」

バスローブにもこだわりが。



こちらのバスローブは着物から着想を得て作られたもので、帯風のベルトが付いています。


ラグジュアリーホテルによくある肉厚のバスローブではなく、綿わたニット素材で軽くしっとりさらさらな肌触り。


着崩れしないようにボタンが付いているので、帯をつければバスローブとして、帯をとってボタンを閉じればパジャマとして2Wayで使うことができます。


お風呂上がりにちょっとした着物気分を味わうことができるだけで、テンションが上がりますよね。


帯の巻き方もタブレットで確認することができます。



洋書風のアメニティセット



パウダールームに飾られている洋書のようなおしゃれな箱は、なんとアメニティセット!


中を開けるとメズム東京と帆船が描かれています。




そしてそのひとつひとつの箱に歯ブラシ、シェーバー、泡立てネット、綿棒などのアメニティが入っているのです。

全て出すと「To Be Continued」の文字が。



女性なら誰でも心を掴まれてしまう、粋な演出ですよね。



習字セットを思わせる筆ペンと文鎮

ホテルに必ず用意されているメモ帳とペン。

メズム東京には、なんと「東京波」の文字がプリントされたメモ帳と、フェルト素材の下敷き、文鎮、筆ペンが用意されているのです。



子供の頃に習った書道を思い出し、つい何か書きたくなってしまいます。


メモを書くだけでなく、字の練習をしたり、絵を描かれたり、「ありがとうございました」とメッセージを残されるお客様もいるのだそう。


これもインスピレーションを刺激するしかけですね。



これらの客室内の備品の使い方を始め、照明や空調の調節は全てタブレットで完了。



照明や空調はタブレット内のVRで感覚的に操作でき、イノベイティブな印象です。


雑誌がインストールされているのも嬉しいポイント。


そしてこれらの客室備品は、「全ての部屋に最高のクオリティのものを」という想いのもと、スイートルーム含め全ての客室で同じものが使われているのだそう。




劇場気分で楽しめるレストラン「シェフズ・シアター」のディナー


メズム東京のメインダイニング「Chef’s Theatre(シェフズ・シアター)」は、本格的なフレンチをカジュアルに楽しめる「ビストロノミー」スタイルのレストランです。



全席からオープンキッチンを見ることができ、音、香り、シェフ達の表情など、臨場感溢れるキッチンの様子を、お料理と共に五感のすべてで味わってほしいというこだわりが感じられます。


隣接するウォーターズ竹芝に劇団四季の劇場があることから、過去には人気ミュージカル『オペラ座の怪人』とのコラボレーションメニューも実施。 宿泊当日は、「オズの魔法使い」がテーマのディナーを提供していました。

※現在は「ロミオとジュリエット」をモチーフにしたメニューを提供中。



一皿一皿、お料理でストーリーが表現されていて、食べ終わった時にはまるでミュージカルを見ながら食事を楽しんだようなダブルの満足感を味わえます。


ランチではストーリーの前半、ディナーでは後半を楽しむことができます。


以前、子連れランチで利用したことがあるのですが、店内が広々としていてベビーカー入店もしやすく、アートのようなフレンチを楽しめるのキッズフレンドリーな雰囲気なのがとてもありがたかったです。


この日のディナーは1歳の次男を寝かせたあと、ベビーカーに乗せて、夫と2人でゆっくりと楽しみました。



メズム東京のロビーでは毎晩19時からと20時半から様々なジャンルのアーティストたちによるライブパフォーマンス「ショーケース」が行われるので、ディナーの前後に楽しむのもおすすめ。



メズム東京のピアノは、日中であればだれでもパフォーマンスすることができるそうなので、腕に自信のある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。




五感を刺激して爽やかな朝を演出する朝食

朝食はメインディッシュが選べるセミブッフェスタイル。

会場はメインダイニング「Chef’s Theatre(シェフズ・シアター)」です。


まず、まだ眠気の残る身体にしみわたる「五感ドリンク」からスタート。



・視覚:メズムカラーの古代から伝わる発酵飲料コンブチャ
・聴覚:クラッシュアイス入りの乳酸菌飲料
・味覚:「舞妓の茶本舗」の高品質な茶葉を使用した、奥行きある優美な味わいの水出し玉露
・嗅覚:バルサミコ酢の刺激的な香りとぶどうジュースの甘みのバランスが程よいビネガードリンク
・触覚:国産温州みかんの果実をそのまま舌の上で感じられる果汁100%ジュース


五感を研ぎ澄ましながら味わっていると、自然と身体が目覚めていきました。



メインディッシュは以下の2種類から選ぶことができます。


・エシレバターと平飼い卵のオムレツと、滋養たっぷりなダブルコンソメスープのセット




・温野菜やきのこや豆を味わう彩りプレートと、なめらかな口当たりと深いコクの豆乳と有機かぼちゃのスープのセット



夫婦で1つずつ注文しシェアしてみました。


オムレツはエシレバターと平飼い卵の濃厚ながら優しいコクが絶妙。温野菜は素材そのものの味が感じられる程よい味付けで、野菜があまり好きでない夫も喜んで食べていました。


キッズプレートは大人も食べたくなってしまうようなふわふわのパンケーキ。



ブッフェスタイルで、自家製デニッシュやヨーグルト、サラダ、フルーツ、シリアル等も用意されているので、ボリュームたっぷり。


五感全てが満足する朝食です。




「至れり尽せり」ではなく「involve(インボルブ)」する接客サービス

様々なところに五感を魅了するこだわりが感じられるメズム東京ですが、そのこだわりは接客にも及びます。


ラグジュアリーホテルというと「至れり尽せり」のサービスをイメージされる方が多いかと思いますが、メズム東京は「involve(インボルブ)」するサービスを大切にされているそう。


メズム東京では、スタッフのことを「タレント」と呼んでいるのですが、それは滞在中の体験を通してインスピレーションを創出し、お客様の人生を豊かにしたい、という想いからだそう。


通常ホテルのスタッフの方は付けている「名札」がついていないのが気になったのですが、実はここにもこだわりが。


お客様からお名前を聞かれるくらい素晴らしいサービスをする、という想いからなのだそう。

これには「なるほど!」と感動してしまいました。




仕事に悩んだ時に行きたいホテル!?インスピレーションはプライスレス

メズム東京のコンセプトムービーでは、仕事に悩む主人公の女性がメズム東京に宿泊し、五感が刺激されてインスパイヤーされたことで仕事のアイディアが湧き出て、日常に戻り活きいきと活躍していく姿が描かれています。


旅行やホテルステイなど体験型の消費は、その体験や思い出に価値を見出すものですが、そこで得た仕事や人生へのインスピレーションはまさにプライスレス!


記念日やご旅行ではもちろんのこと、仕事で悩んだ時や、アイディアが湧いてこないという時などにも、自分へのご褒美としてぜひ宿泊したいホテルです。



メズム東京、オートグラフ コレクション

住所:東京都港区海岸1丁目10-30

電話:03-5777-1111

URL:https://www.mesm.jp


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