今年は浴衣美人になる!浴衣姿を「美しくエレガントに魅せる」センスアップポイント (2/2ページ)
日本の夏のといえば、花火大会、お祭り。今年もそんな季節がやってきました。 浴衣姿は日本の夏ならではの素敵なファッション。 せっかくですから、美しく、粋に着こなしたいものですね。 今年こそ、浴衣を素敵に着こなしたい!という方にお勧めの「着こなしや立ち居振る舞い」のセンスアップのポイントをご紹介いたします。
凛とした女性らしさを感じさせる身のこなしにするには?お勧めのポイントは4つ!
着こなしのポイントをチェックしたら、次はいよいよ浴衣を着てのお出かけです。
浴衣をせっかく綺麗に着こなしていても、貴方の「身のこなし」ひとつが、凛とした女性らしさを左右させます。
次の4つの身のこなしのポイントで、グッとエレガントな立ち居振る舞いに見えますよ!
ポイント1:「姿勢」 浴衣は首筋と上半身で着る!?
浴衣を着ていても猫背だったり、逆に後ろに反りすぎたりしていると、せっかく美しく着た浴衣姿が台無しに、、なんてことも。
襟足から鎖骨のあたりまで、首を長く見せることを意識してみましょう。 襟足から首、鎖骨に意識を向けると、自然と肩が下に落ち、首が長く見え、姿勢も良くなります。
首筋や襟足、うなじなどが綺麗に見えると、浴衣姿の凛とした美しさが表現されます。
ポイントは首筋、鎖骨、そして、そこから上半身の姿勢です。
ポイント2: 脇は締め、手を伸ばすときは袖(そで)や袂(たもと)に気を付けて!
浴衣を着た際には、普段以上に脇を意識して締めましょう。例えば電車のつり革につかまる時や腕を上げた時など、浴衣から肌が大きく露出するのはあまり美しく感じられません。
脇を少しだけ意識して締める事で、袖の中の腕が見えてしまうことを防ぎます。また、食事中などにグラスや、何か手を伸ばして物を取る際には、袖口や袂(たもと)が汚れるのを防ぐため、片方の手で袖口を抑えるようにすると、グッと美しく見えます。
ポイント3:椅子に座る所作、上前(うわまえ)と浅めの着席で凛とした美しさを醸し出す!
レストランやカフェで椅子に座る時などの座り方にも浴衣美人の差が出ます。
「上前(うわまえ)」という浴衣の生地が重なった部分を軽く右手で摘むか、押さえて座ることで、裾がはだけてしまうのを防ぎ、所作も美しく見えます。
また椅子に着席する際に気を付けたいのは、帯。綺麗に結んだ帯をを潰さぬよう、普段より浅く座ります。浅く座ることで、姿勢も良くなり、凛とした姿に見えるという効果も。
ポイント4:歩幅は、いつもの歩幅の半歩で一歩!の法則
浴衣を着れば、自然と歩幅は狭まります。無理矢理、歩幅を広くすることなく、普段の歩幅の半歩分くらいでつま先の方に重心を置くような意識で、ゆっくりと歩きましょう。
更に凛と「魅せる」には? お勧めの着こなし・身のこなしのポイント
・着物のように浴衣を着ると、よりきちんとした印象になります。
クタッとしてしまった浴衣も襟芯(えりしん)を使用すると、着物のようなきちんと感が出ますし、首元が美しく見えます。
・足袋を合わせる
訪問などで家に上がる際には、素足ではなく、浴衣であっても足袋を履きましょう。
・帯の色の選び方 反対色は若々しく華やかな雰囲気に、同系色は大人っぽくしっとりとした雰囲気に
帯は、浴衣姿の最大のアクセント。
帯の色や、柄ひとつでガラッと印象が変わります。
華やかで若々しさを出したい場合は、浴衣と反対色の色合いのものを合わせ、しっとりと大人っぽく着こなしたい方は、浴衣の柄などに入っている色と同系色の濃い色の帯を選ぶと、きりっと引き締まって見えます。
・階段の昇降時、椅子に座る時は裾のはだけに注意!
せっかく綺麗に着た浴衣も、足の所作によって裾(すそ)まわりがはだけてしまうことも。
階段を昇降するときは着席時の所作と同様、上前を右手で軽く摘みましょう。
また、電車などで椅子に座る時は、両足の膝を合わせることも忘れずに。足元が綺麗に見えます。
何といっても「浴衣美人になりきる!」という心意気が大切
浴衣を着る際に一番大切なのは、やはり「心意気」。
凛とした浴衣美人になりきったつもりで着こなすことで、自然と姿勢も美しくなり、振る舞いや所作が洗練されたものになるものだと思います。
今年の夏は、すれ違った人が振り返るほどに、もっと美しく、もっと凛とした浴衣美人になりませんか?
CAメディアライター HIROMI