知っておきたい大人女子のマナー 暑中見舞いと残暑見舞いの違いとは? (2/2ページ)
もうすぐ梅雨も明け、太陽のまぶしい真夏がやってきますね。 この季節、一度は暑中見舞いや残暑見舞いの手紙やはがきをいただいたり、送ったりした経験があると思いますが、暑中見舞いとした方がいいのか、残暑見舞いとした方がいいのか、迷ったことはありませんか。 今回はそんな「暑中見舞い」と「残暑見舞い」の意味や、その違いについてご紹介致します。
暑中見舞いの「暑中」は真夏の暑い期間を表した言葉
「暑中」とは真夏の暑い時期、とくに夏の土用を指します。夏の土用とは、立秋前、7月20日頃から8月8日頃までの約18日間の時期のことをいいます。
残暑見舞いの「残暑」は残る暑さを表した言葉
「残暑」とは、立秋から秋分までに残る暑さ、8月8日頃から9月8日頃までの時期のことをいいます。
(立秋はその年によって異なります。)
では、「暑中見舞い」と「残暑見舞い」のご挨拶、それぞれの最適な時期はいつ?
上記のように、「暑中」は立秋前の真夏の見舞い、「残暑」は立秋以降の見舞いということになり、立秋を境に使い分ける、というのが良いでしょう。
いかがでしたか。四季のある日本ならではの素敵な習わしですね。
このようにうまく使い分けてエレガントなコミュニケーションを身につけるのも大人のたしなみ。
EメールやSNSは大変便利ですが、たまにはアナログのコミュニケーションも良いものです。
日ごろお世話になっている方や久しくお会いしていない方へ手書きのはがきや手紙を送るというのも素敵ですね。
さあ、今年の夏は、ペンを持ってお世話になった方へ真心のこもったメッセージを綴ってみませんか。
出典:三省堂大辞林
元CAライター HIROMI