英語でも活用OK!会話が上品になる英語のクッション言葉 (2/2ページ)
英語の丁寧語、きちんと使えていますか?今日は皆さんの印象がグッと上品・知的に見えてしまう英語表現レクチャーします。コミュニケーションが円滑になる効果も期待できますよ。
英語にも存在する?クッション言葉
実は、これらの通称「クッション言葉」は英語にも存在しているのです。
しかも航空業界やホテルなどハイエンドのサービスを必要とする場だけでなく、実は一般企業ほど、このクッション言葉が日常的に使用されている様に感じます。
海外ではその人の受けた教育レベルが企業への就職に結びつく事も多いため、この様な傾向があるのでしょう。
「相手を気遣う気持ちを持つ=紳士&淑女のマインドを持つ」と例えても良いかもしれません。
やはり、英語圏でも日常的に周囲と円滑なコミュニケーションを保つためには、ワンクッション挟んだ伝え方が大切なのです。
英語ではどうすれば丁寧に伝わる?
では、実際に会話をする際にはどの様に伝えれば丁寧な英語に聞こえるのでしょうか。
先程の日本語でのクッション言葉の代表例をとって3つのパターンを紹介いたします。
1. Could you kindly〜:「すみませんが、〜していただけませんでしょうか。」
ポイントはkindlyをつけること。
Could you でも丁寧な言い方ですが、「kindly」をつけることでさらに丁寧に聞こえます。
ビジネスでのシーンや接客にはぴったりのフレーズで、外資系で働くCAも日常的に使用しています。
2. It would be great if you could ~:「〜して頂けると大変有難いのですが。」
「could you〜(〜してもらえませんか?)」とお願いから入るのではなく、「◯◯してもらえると大変有難いです」と日本語のように関節的に伝える言い回しです。
相手を気遣う事でお互い忙しい時でも、コミュニケーションが円滑になります。
機内では、お客様に協力のお願いをしなければならない際に使ったりします。
「Sorry to bother you, but It would be great(helpful) if you could move overyour seat and make some space for others.(お休みのところ失礼いたします。他のお客様のためにお席をつめて頂けると大変助かるのですが)」と使ったりもします。
3. It seems that~:「〜だと思うのですが。」「〜のようですが。」
日本の英語学習では「~のようだ」という意味で習うフレーズです。
ビジネスやフォーマルな会話のシーンでは、このフレーズを使用することで、自分の考えをダイレクトに述べて押し付けるような印象を避けたり、相手の間違いを真向から指摘するような事態を避けることができます。
相手に「間違っているのでは?」「ちょっと違うのでは?」という意思を伝えたい時にも使います。
「it doesn’t seem right.」 「It seems that something is wrong with this.」(何か違うようなのですが。ちょっと修正が必要かと思います。)
ビジネス英語では特に気をつけたい言い回し
ダイレクトに言いたい事を伝えるのが英語という印象をお持ちの方も多いかと思います。
確かに日本語に比べれば比較的その傾向はあるかもしれません。
しかし、当然と言えば当然の事なのですが、英語にも日本語のようにクッション言葉により相手を気遣ったり、コミュニケーションを円滑にする文化があるのです。
普段からお仕事で英語を使う方も、海外業務担当となり慣れない英語の必要性に駆られているビジネスマンの方も、まずはこの様な使いやすいクッション言葉の言い回しパターンを頭に入れ、普段の会話で練習をしてみると英会話の印象がグッと上がります。
皆さんもぜひ活用してみてください!
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