料理する時も美しい所作で!CAの経験を活かせるインナービューティープランナーとしてのセカンドキャリア
食事の内容だけでなく、料理する時の立ち姿や所作などの美しさも追求するインナービューティーダイエット。意外にもCAの仕事との共通点が多く、CAの経験やおもてなしの心を活かすことができていると言います。今回はインナービューティープランナーとして活躍するYukiさんが、現在のセカンドキャリアを築くまでの想いと道のりをご紹介いたします。
CAのセカンドキャリアってどんな道がある?
コロナ禍で、自身の仕事やキャリアについて改めて考え直している方も多いのではないでしょうか。
専門職であるCA(客室乗務員・キャビンアテンダント)は、転職の際に「潰しがきかない」と言われることもよくあります。
しかし、実際にはCAの経験や自分の興味・得意なことを活かし、様々な分野で素敵なセカンドキャリアを築いている人がたくさんいます。
ここでは「CAの転職&セカンドキャリア体験談」として、新たな世界で活躍しているCA経験者の生の声をお伝えして参ります。
CAの方もそうでない方も参考にしていただけたら幸いです。
第14回:Yuki
航空会社:日系航空会社
現在の職業:インナービューティープランナー
CAを卒業して気づいた2つの大切な軸
2016年、結婚を機に約10年間勤めた日系航空会社を退職しました。
辞めてからしばらくは主婦をエンジョイして過ごしていましたが、周りの同期が頑張って働いている姿を見ると自分も何か頑張りたい、何かに打ち込みたいという気持ちが強くなっていきました。これが私のセカンドキャリア探しの始まりです。
そして、CAの時にできていなかった「体を想うこと」と、辞めてから改めて感じた「おもてなしの心」。
この2つが私にとって大切な軸になるものだと、CAを卒業して気づきました。
気づかないまま体を酷使していたCA時代
相手に喜んでもらうこと、喜んでいる姿を見ることが好きで選んだCAという職業。
今思えばCAとして働いていた時は、全てにおいて常に全力投球していたように思います。
だからこそとても楽しく仕事をさせていただいていましたし、サービス訓練部の教官をしたり、大学や企業様にセミナーを行ったり、イベントの司会をしたりと空を飛ぶだけでなく様々なことを経験をすることができました。
CAが他の業種と違って特殊な職業と言われる理由のひとつには、その不規則なシフトが挙げられるかと思います。
国際線乗務の時には時差もあります。
朝外地に着いてお腹が空いてがっつりハンバーガーを注文。ふと日本時間を見ると夜中の2時......なんてことはしょっちゅうでした。
国内線でも朝一の便の時は明け方の2時、3時起きは当たり前でした。常に逆算の世界で、3時に起きるから9時に寝る、9時に寝るから5時に夕食を食べるというような生活でした。
ヨーロッパやアメリカの長距離フライトから帰ってくると睡眠不足で次の日はお昼過ぎまで寝てしまうこともしばしば。
今思うと体もよく時差や不規則な生活についてきてくれていたなと思います。
また、平均的に月半分は家にいないので、あまり料理はしませんでした。
野菜や果物なども丸ごと買ってもまたすぐにフライトに出るので腐らせてしまいます。
そのため、当時はコンビニのカット野菜やサラダやお弁当で過ごすことが多く、食生活も整っていませんでしたが、CAであれば仕方ないと思いながら過ごしていました。
体に負担がかかっていたのだと気づいたのはCAを辞めて一年ほどたった時、整体師さんに「溜まっている疲れが取れずなかなか体がほぐれないね」と言われた時でした。
現役の時、もちろん不規則な生活からの疲れはありましたが、CAを辞めてゆっくり過ごせば改善するだろうと思っていました。しかし、長年不規則な生活に耐えてきた体からは、辞めて一年経ってもなかなか疲労感が抜けませんでした。
口ではよく言っていたけれど、やはり健康第一、自分の体を大切にしないといけない、体を労りたいと改めて思ったのです。
CA時代に培った強み
また、CAから離れてみて当たり前だったからこそ見逃していた自分の得意なことや強みにも気づかせてもらいました。
サービスする上で当たり前であった「相手の立場に立つこと」、「相手を思いやること」、「マナー」、「様々な方に対して接すること」、「おもてなしの心」など、気づかないうちに仕事を通して自然と身につき、自分の一部となっていたのです。
色々な人とコミュニケーションを取れることが私の強みでもあり、それはCA時代に培った「おもてなしの心」からきているのだということを改めて実感しました。
なかなか痩せずに悩んでいた時に出会った「インナービューティーダイエット」
もともと食べることが大好きな私。
結婚して少しずつ料理もするようになり、自分以外の大切な人に美味しいものを食べて健康になってもらいたいう気持ちが大きくなっていきました。
食事が大切だと思い、独学でフードコーディネーターの資格も取得したりしましたが、なかなか普段の食事には実践できず、食に興味はあるもののどう自分の中で活かしていけばいいかわからない時期を過ごしていました。
そして、結婚式まで食事制限をしていたダイエットも式を終えてホッと安心すると徐々に体重が増えていきました。あるあるですね!
今までと同じようにダイエットをしてもなかなか痩せないことにイライラしてしまったり悩んだりもしました。
一方、女性は結婚すると苗字が変わり、色々な手続きもあり、周りの環境も変わってきます。
今までとは違う環境に適応するために頑張ったり、緊張したり、心の中でもその変化に適応しおうと必死で、ストレスになっていたのかもしれません。
ダイエットしたい気持ちともう少し穏やかな心でいたいという気持ちが常にありました。
そんな中で出会ったのが、インナービューティーダイエットでした。
インナービューティーダイエットって?
インナービューティーダイエットとは「内側(腸・心)から整えて綺麗を叶える食事法」です。
美しいとは体も心も健康であることで、食事を大切に、体を想う食事をすることで、理想の体型に近づいたり、肌質が改善したり、イライラが治って心が豊かになっていく、まさに私が悩んでいたことが一気に繋がった瞬間でした。
早速1日講座を受講。
お肉が大好きな私は、体に優しい料理と聞くとヘルシーな食事や野菜の味が濃い食事などあまり美味しくないイメージがあったのですが、講座のランチでいただいた食事が野菜だけとは思えないとても美味しいもので、もっと学んでみたいという気持ちが強くなりました。
続けて2ヶ月コースへ。
2ヶ月コースでは毎日の食事や体重などをノートに取り、なりたい自分になるために自分の体がどう変化していくのかを体と向かい合いじっくり見ていきます。
コースに通ってまず驚いたのが、実はCAの時から困っていた便秘体質がすぐに改善したことでした。
習ったレシピを家で実践していると、知らぬ間に便秘が解消され、体も徐々に自分の中でのベスト体重に戻っていきました。
同時に周りから「肌が明るくなった」と言われたり、メイクをする際に自分でも肌質がスムーズになったのを実感しました。
食事でこんなに変わるなんて!と正直驚きでしたが、身をもって体験したことで、「食べるものが自分の質になる」と食事の大切さと素晴らしさを心から感じました。
そして周りの大切な人に食事を通して健康で輝いて欲しいと思い、体のことや栄養のことを更に深く学んでいくプランナーコース(講師養成講座)へ進み講師の資格を取得しました。