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働いたからこそ分かる!中東系航空会社で働くために本当に必要な英語力とは? (2/2ページ)

藤原 絵里

英語力が必須スキルとされるCAですが、生活、乗務中に実際はどの程度の英語力が必要なのでしょうか。中東系航空会社で働くために必要な英語力を、筆者の経験から具体的にお話します。


フライトに必要な英語力

もちろん、全て英語です。

ただ、日本人は日本人の多く乗る路線に乗務することが多いかもしれません。

筆者の勤めていた会社では、日本線の他に、イスタンブールやカイロ、アテネなど、日本人の多い路線に機内通訳として乗務することも。

フライトには、日本人CAがひとりだけということがほとんどなので、お客さまの感謝もご不満も全てひとりで受け止めなければなりません。

意外に英語力が必要だなと感じたのは、CA同士でのおしゃべり。

フライト中はもちろん、ステイ先で一緒に過ごすのであれば、会話は多岐に渡りますし、国籍も100ヵ国以上から集まっているので発音も様々。

最初の頃は聞き取るだけで精一杯でした。




エコノミ-クラスに必要な英語力

旅行のお客さまが多いので、旅先での見どころや美味しいお店のお話などがほとんど。

日常会話で大丈夫なので、お客さまとの会話で困ることはないと思います。

お食事のチョイスも、おなじみの「チキンorビーフ?」程度です。




プレミアムクラス(ビジネスクラスやファーストクラス)では?

担当するお客さまの人数が少なくなるため、その分、お客さまと会話する機会が増えます。

お食事のチョイスも10種類以上。

それぞれにあうワインなども積極的におすすめしていく必要があります。

旅行ではないお客さまも多いので、お仕事の話などを振られることもあり、様々な知識を求められます。





実は、同期15人(内4人は外国人)の中で、留学経験も無く海外で働いた経験も無いのは筆者だけでした。

それでも、CAになれたし、海外で生活ができました。

毎日勉強し、英語のみで生活していれば、英語力は身につきます。

分からないことは絶対にうやむやにしない、聞き返す、調べる、理解する。

そういう強い気持ちを持っていることが一番大切ではないかと思います。

今は英語力に自信がない方も、努力する姿勢を大切に、外資系航空会社で働くことを諦めないでくださいね!




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