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コミュニケーション上手な人はすでに実践中!共感力の高め方

藤原 絵里

共感する力、共感される力、それが共感力。相手の気持ちを想像し寄り添うことで、信頼関係を築きます。コミュニケーション上手な人はすでに実践している、そんな共感力についてお話します。

一期一会のお客さまと 

CAの仕事はお客さまとの一期一会。

長い時間ご一緒できるフライトもありますが、数十分の短いフライトも。

そんな短い時間の中でお客さまとの信頼関係をつくる第一歩は、お客さまと同じ気持ちになること。

例えば、お客さまが慌てた様子で焦る気持ちを隠せない時、落ち着いたまま対応したのでは、信頼関係は築けません。

どんなに冷静で迅速な対応であっても、お客さまは、「わたしは必死なのに、なんて意地悪な人!」と感じてしまうかもしれません。

もちろん、お客さまと一緒に焦ってはいけませんが。


お客さまと自分の心の垣根を取り払うには同じ気持ちを共感することが大切です。

緊迫感を共有することで、お客さまは、「私のことを考えてくれているんだな。」と感じるのではないでしょうか。

共感力は接客するうえで、とても大事なスキルです。

今回は、その共感力の重要性と高め方についてお話します。




相手を知ることの大切さ

共感力を高めるために、相手を知ることはとても大切です。

もしかすると、「知ること」よりも「知ろうと努力すること」の方が大切かもしれません。

親身になって、自分の友人や家族だと思えば、心から相手を知ろうと思えますね。


周りに、共感力の高い方はいませんか?

共感力の高い人は、好奇心旺盛で、色々なことに興味があって、人見知りせず誰とでもすぐに打ち解けられる人が多いのではないでしょうか。

相手を知るために、どんどん質問をしたり、自分のことを話して心を開いてくれる人が多いと思います。




自分を知ることの大切さ

先に述べたように、相手を知ることはとても大切です。

そのためには、まず、自分の本音や本心を知ることがさらに大切です。

自分の気持ちが分かるようになると、相手の気持ちも分かるようになるのではないでしょうか。

本当に単純でよく言われることですが、「自分がされて嫌なことは人にしない」「自分がされて嬉しいことは相手も嬉しい」というのは本当です。

共感力とは、まさにその通り。

忙しかったり、仕事に夢中になっているとつい自分のことが疎かになってしまいがちですが、ぜひ、自分の気持ちに敏感になってみてください。

疲れている時、何をされたら嬉しいですか?

嬉しい時、どんな風に接してもらえたら嬉しいですか?

もちろん、個人差はありますが、相手の気持ちに共感し、想いやって接すれば必ず相手に伝わります。

共感力と聞くと難しいのかな?と思ってしまいがちですが、普段から大切な人や自分自身に接しているのと同じ気持ちになることなのです。


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