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台風でフライトが欠航!知っておくと安心の慌てない対応方法 (2/2ページ)

kico

9月、10月は台風が最も多い季節。せっかく予約していたフライトが欠航になってしまった経験をされた方も多いのでは?いざ自分が巻き込まれた時に慌てないよう、台風が来た場合にどう対応すべきかをまとめました。


払戻?振替?

自分の乗る予定の便が欠航、あるいは欠航になるかもしれないという時点で、航空会社では無料での払戻を受け付けていることが多いです。

本来、払戻は自分の都合なので手数料が取られますが、台風の場合はその手数料が無料になります。

または、当日遅い便だと飛びそう!明日なら飛びそう!という場合は、別の便への振り替えも可能ですね。

ただし、翌日に振り替えた場合の宿泊費は自分で負担することになるので、翌日以降に振り替えるのが本当に良い判断なのかはしっかり考える必要があると言えます。

当日の夜まで空港で待つのもかなりの体力を浪費します。

例えば、東京/大阪間であれば早めに飛行機に見切りをつけて払戻を行い、すぐに駅に向かって新幹線に乗るというのも一手。


先日、私も台風で東京から大阪へのフライトがキャンセルになってしまいました。

朝の時点でキャンセルかどうか分からなかったのですが、新幹線が混み合って乗れなくなっても困るので早めに新幹線のチケットを確保し、フライト欠航が確定した時点でフライトを払戻し、無事に新幹線で帰ることができました。

もちろん、新幹線も途中で止まるリスクがあるので、少し多めに食べ物や飲み物を持ち込んだり、止まった場合その駅からどうやって帰るかなども想定が必要ですね。




払戻・振替は簡単に手続き可能

フライトのチケットの取り扱いは、webの発達で今はかなり簡単にできるようになりました。

払戻や振替ももちろんインターネットでできます。

また、悪天候の場合の払戻は、出発予定日の10日以内に手続きすればOKなど、当日のバタバタのさなかにやらなくても大丈夫なようになっています。

航空会社にもよりますが、振替も手続きは出発予定日の10日以内、振替は30日以内まで可能など、台風が過ぎてしまえばチケットは割と有効に使えるのです。

台風で欠航!となっても、然る手続きを踏めばこのようにチケットはちゃんと払戻できるか、後日振替ができます。

欠航になるとどうしてもその日や翌日のスケジュールの調整や、移動手段のことで頭がいっぱいになりますが、チケットを無駄にしないためにも冷静な対応も必要ですね。




秋は台風が連続してやってくる季節。

CAも台風で大幅なスケジュール変更を強いられることもあり、何より予定通りにフライトを飛ばすことができないのは航空会社にとってもとても心苦しいことです。

来たる台風の季節に備えて、心構えは十分にしておきましょう!




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