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空の安全のために!CAが毎年行う大切な安全の訓練 (2/2ページ)

羽蘭

訓練が終っても毎年1回ずつ安全に関する試験があり、CAはその試験にパスしないと乗務できません。CA達の空の安全のための努力をお話しします。


母国語でも緊張する実技

安全知識の確認のテストはもちろん、さらに緊張するのは実技のテストです。

緊急事態が起きた時の脱出方法、火災が起きた時の対応、ドアの開け方やラフトを使った水上脱出まで、本当に起きたと想定して本番さながらにテストを行います。

安全のためのテストなので間違いは許されません!

間違えてしまったら落第となり、テストは受け直しになります。

脱出手順を頭の中ではわかっていても、実際の試験となると何人もの試験官の見ている中で緊張も最高潮に達して声が震えてしまっているCAもいます。

もちろん、全ての訓練は英語で行われるのですが、緊張しすぎて英語が出てこなくなったらどうしようという心配までしていました。

英語が母国語であるアメリカ人CAでさえも緊張して言葉が出なかったなどと聞くと、さらにドキドキしていました。

前日は食事が喉を通らなかったというCAもいたりするほどの緊張感!

テストの後はみんなでお疲れ様会をしてワイワイ過ごしていました。




空の安全のために!

この実技テストだけは何回受けても慣れることはなく、このテストが終わるとCAとしての1年が無事終わったと感じていました。

そしてまた次の1年も頑張ろうという新たな気持ちで乗務していました。

特に外資の日本人CA達は、日本人のお客様の安全を担っていると言っても過言ではありません。

外資のCAは日本人として言葉の橋渡しだけでなくいつも日本人のお客様のために頑張っています。

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