外資ならでは?マナーの理解不足で起こるすれ違いエピソード (2/2ページ)
日本と外国ではマナーが違いますが、ちょっとした勘違いがトラブルにつながることも。外資だからこそ起こりやすい、すれ違いエピソードをお話します。
気遣いがすれ違うことも
お客様に丁寧にそのことをお伝えすると、お客様の方もなるべくきれいに見えるようにナイフとフォークを揃えて置いたとのことで、それが食事の終わったサインであるとはご存知なかったとのことでした。
外国人CAの方は、普段は一人一人のお客様におさげしていいか確認してからトレーを下げるけれど、いらっしゃらなかったので戻ったときに座りやすいように下げてしまったとのこと。
お互いにお互いを思った行動だったのですが、トラブルに発展してしまいました。
マナー理解のちょっとした行き違い、すれ違いの結果ですね。
お客様にはきちんと説明し、トレーを下げた外国人CAも謝罪して、そのお客様には改めてデザートとコーヒーをお持ちしてたうえで、食後の時間を楽しんでいただきました。
到着前には、「外国に行く前にマナーを知れて良かったよ」とまで言っていただきほっとしたことを覚えています。
その国のマナーを知ることも大切
その一件以来、私自身もどこかへ旅行するときは、その国のマナーを調べるようになりました。
また、日本便を飛んだことがなかったり、あまり日本をよく知らないCAにブリーフィングのときには日本のマナーをちょっと一言付け加えるように。
それだけで、ちょっとしたトラブルも未然に防ぐことができました。
外資系では、たまに驚くような勘違いトラブルが起こったりします。
しかし、お互いを知ることで解決することができます。
それぞれの国の考え方やマナーを持ったCAやお客様がたくさんいる環境の中、人間同士なので心で分かり合えることを学んだ経験です。