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意外な事実?外資系CAにもしっかり存在している年功序列 (2/2ページ)

羽蘭

フレンドリーで上下関係もあまりなさそうな外資系のエアラインですが、実はしっかりと年功序列が存在しています。とは言え、日本とはちょっと違うアメリカ的年功序列の実情をお話します。

休憩の順番もホテルのお部屋もすべて年功序列!

年功序列が表れるのはスケジュールだけではありません。

その日のフライトではどこのポジションで働くか、休憩の順番、ホテルのお部屋を決める時など、全てが年功序列!

筆者も、「年次が早いといいな」といつもうらやましく思っていました。



しかし、そこはアメリカのフレンドリーさ!

ポジションを交換してと頼んだり、休憩の時間やホテルのお部屋を変えてと頼んだりすることはできてしまうのです。

人によっては、「いいよ!」ときさくに対応してくれることもありました。

先輩でも気軽に頼むことができたのは、アメリカ系航空会社ならでは!と、今では懐かしく思い出します。




なんでも言い合える間柄、それがアメリカの良いところ

このように、一部は年功序列がとても重要なアメリカの航空会社。

しかし、上下関係は全く厳しくなく、先輩後輩関係なく自分の意見をしっかり言う事が普通でした。

最初は何か言うのも躊躇ってしまってなかなか意見を言えなかった筆者も、段々きちんと意志表示ができるようになり、その変化に自分自身が驚いてしまったほど。



日本人は察することを良いとする文化。

しかし、アメリカは違います。

お互いに言いたいことをはっきり言いあう事でわかり合えることもあります。

特に言葉の壁がある私達は、しっかり説明して、考えをわかってもらうことで仕事もスムーズに進み、チームとしてうまく機能しました。

先輩や上司でも意見を言う事がとても大切と言うことを、自身の体験を通して学ぶことができました。



上下関係は社会人として大事な事ですし、年功序列も考え方としては大切です。

しかし、人間同士、お互いを分かり合えることが一番大事な事だと今でも思っています。

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