新人CAは必ず通る道!?「ジュニアデューティ」って何? | キャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア - CA Media

3000人以上のCAネットワークから情報を発信!
日本初のキャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア

新人CAは必ず通る道!?「ジュニアデューティ」って何?

JUNKO

CAの世界で語り継がれる!?新人が行わなくてはならない仕事の数々をこっそりお教えします。未来のCAさんも必読!?

新人が必ず通る道、それが「ジュニアデューティ」

どの職業でも「「新人はこの仕事をしなくてはならない」という決まり事があるのではないでしょうか。

CAの世界でも同様で、それを「ジュニアデューティ」と言います。

新人CAのことを「ジュニア」と呼ぶため、「ジュニアデューティ」は新人のやるべき仕事の一つなのです。

今回はこのジュニアデューティの内容の一部を、皆様にこっそり!?お教えしちゃいます。




1人・2人・3人……人数を数えるのは新人の役割

CAは集団行動なので、人数を数えることが多いのはご存知でしょうか。

海外に到着し、ホテルまで向かうバスに乗り込んだ時に、全員揃っているか人数チェック。

その数日後、日本帰国便に搭乗するために、バスで空港に向かいます。

その前に、ホテルのロビーで集合するのですが、そこでも人数確認。


その際、暗黙の了解で、そのメンバーの中で一番職歴が下である「ジュニアCA」が人数を数えて報告する流れになっています。

たいていは皆決められた時間までに揃っているのですが、たまたま寝坊してしまった先輩を数え忘れて、バスを出発させてしまったら大変です。

CAたちの乗っているバスの後ろから、タクシーに乗り猛スピードで追ってきた先輩に追いつかれた上に並走されて、気まずい思いをしたジュニアもいるとかいないとか。

簡単に見えますが、その日の機材やフライトパターンにより人数もさまざま変わってきます。

人数確認とはいえ、失敗してはならない重要な仕事なのです。




レストランの予約からタクシーの手配まで

海外でCA達がディナーを楽しむ時は10人前後と大勢になることが多いので、レストランの予約は必須です。

そのレストランの予約も新人の役割。

大抵はホテルのコンシェルジュに頼めますが、そうでない場合は自分で電話番号を調べて電話をかけないといけません。


予約したレストランが車でないと行くことができない場所だった場合、タクシーの予約をすることも。

泊まっているのがホテルなので、客待ちをしているタクシーが常にいる場合は安心です。

とはいえ、何か不手際があってはジュニアの段取りが悪いということになってしまうので、新人達はドキドキです。

帰りのタクシーを道に出てつかまえるのも新人の仕事。

もちろん、タクシーの座席も下座に座って、支払いをするのも新人の役目です。

CAはこのように、食事一つでも段取るクセが身に付き、鍛えられていますので、日本で同期と食事をする、なんていう時にも、自然と誰かが予約を取ってくれていたりします。

次のページ:ディナー中も気が抜けない?新人CAに任される仕事とは

SCROLL