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食事編:自宅で活用できる!ファーストクラスのおもてなし (2/2ページ)

JUNKO

CA(客室乗務員)のファーストクラスのサービスをご自宅に取り入れてアッと言わせてみませんか?いつものディナーも、気の置けない友人たちとのホームパーティーも、ワンランク上に変身させてしまう簡単なワザをお伝えします。


メインディッシュの付け合わせの覚え方、「しみは赤」とは?

ステーキや魚のソテーなど、洋食のコースのメインディッシュのお皿に盛りつけられる付け合わせの野菜に、順番が決まっていることはご存知でしょうか。

野菜の色に注目し、お皿の左から順番に、白い野菜、緑の野菜、赤の野菜と並べるのが正しい配置なのです。


いろいろな覚え方があるようですが、筆者は新人時代に教官から「シミは赤」という覚え方を教わりました。「シ(白)ミ(緑)は赤」というわけです。

これは日常の夕飯でもすぐに活用していただけるワザなのでおすすめです。

白はマッシュポテト、こふきいもやエリンギのソテー、緑はいんげんやホウレン草のソテー、赤はにんじんのグラッセやトマトといったところでしょうか。

野菜の付け合わせをこの順番で3種類盛り付けるだけで、普段のお食事がグッと本格的になります。語呂合わせと合わせて、食卓の豆知識として一味違う会話を繰り広げてみてはいかがでしょうか。





食べ終わったお皿を下げるときの重要ポイントは?

お食事を提供し、お下げする際の大事なポイントは、「全員が食べ終わるまで下げない」ということ。

ファーストクラスでは、お客様がお食事を食べ終わっていても、お連れ様が食べ終わるまではお下げしない、というのが鉄則です。

機内は狭いので目の前のテーブルに食べ終わった食器がおいてあると、お客様がご窮屈なのではと感じてしまい、早く下げたくなってしまうのですが、ここはグッと我慢します。


自分が食べ終わっていないのに、隣の人がお皿を下げられてしまったら、焦ってしまって食事を楽しむどころではなくなってしまいますよね。それどころか、早く食べなさいといわれているような気にさえなってしまいます。

「食べ終わるまで」というのは、口の中でもぐもぐしている間も含みます。筆者も教官から、お隣の方が口の中でもぐもぐしている間は下げてはいけません!と教わりました。

お食事を余裕をもって楽しんでいただくためにも、ゆっくりとおさげするのが素敵な時間を演出するコツです。これも、すぐに試していただけそうですね。


いかがでしたでしょうか。

ファーストクラスの食事サービスのおもてなしの中で、すぐにご自宅で取り入れていただけるワザをご紹介いたしました。

今日は少し雰囲気を変えたいな、というご自宅の夕食や、お友達が集まるホームパーティをワンランクアップさせたい!という時に、取り入れてみてはいかがでしょうか。

少しでもお役に立てましたら幸いです。

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