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親としてどうする?年齢別!公共の場で子供が騒いだ時のマナー&対処法 (4/4ページ)

さくら

自分の子供が公共の場で騒いだり、ぐずったりしたら親はどうするべきか。議論を呼ぶテーマでもあります。今回は年齢別に子供が騒いでしまったときのマナーと対処法をご紹介します。

集団行動に慣れ始める4〜6歳

幼稚園や保育園での生活も始まるこの時期は、集団の中での自分を学ぶ時期です。移動中は子供が退屈しないように子供と会話をする時間にすると良いと思います。

乗り物の中の広告や機内誌、窓の外の景色を見てお話しをしたり、「次の駅で何人降りるか数えてみようか」など、楽しんで過ごせると思います。また「乗り物に乗るときは、降りる人が先よ」などとマナーやエチケットを教えることも出来ます。


もし子供が騒いでしまったら、毅然とした態度で注意をします。子供は後から「あの時どうして静かに出来なかったの?」などと言われても忘れていますので、出来ないことは必ずその場で伝えるようにします。



「怒られるからダメ」 はNG

また、「おじさんが怖い顔で見てるよ!」や「運転手さんに怒られるよ!」というような、誰かに怒られるからダメ、止めなさいと言ってしまいがちですが、誰も見ていなければ良いと言うわけではありません。公共の場では、家と違い、みんなが気持ちよく過ごせるように、周りの人のことを考えて過ごさなければいけないということを教えるようにしたいです。話せば十分に理解出来る年齢だと思います。


騒ぐ子供を見てイライラする人は、騒いでいる子供に対してというよりも、それに注意したり対処しない親に対して腹を立てることが多いようです。中には、子供が騒いだ時、親や子供に対して直接言葉で注意される方もいます。その場合も、子供だから仕方がないという考えではなく、理由はどうであれ、不快な思いをさせてしまったことにお詫びをするようにしたいですね。


いかがでしたか?

子供にとってのお出かけは、社会性を学ぶ良い機会です。


例えば、人見知りをする子は、初めて会う人に話しかけられた時、黙ってしまうことがありますが、丁寧な言葉できちんと受け答えする練習にもなります。また、年長者を敬い、席を譲るということを教える良い機会でもあります。


私は、ベビーカーで子供を連れているときなど、「お手伝いしましょうか?」と声をかけてくださる優しい方に何度助けられたか分かりません。周りの方も厳しい目で見ているわけではなく、心配してくれていることもあります。機内などでは、客室乗務員の手を借りることも出来ますね。


子供が騒ぐからと言って外出を控えたり車を利用するより、心や時間に余裕を持ち、子供と一緒にトレーニングすると考えて、積極的に公共の場に出て行けたら良いですね!


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