いまさら聞けない!?元国際線CAが教える日本酒のキソ知識 | キャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア - CA Media

3000人以上のCAネットワークから情報を発信!
日本初のキャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア

いまさら聞けない!?元国際線CAが教える日本酒のキソ知識

藤岡 裕美子

元国際線CAで、その後日本酒酒造メーカーに勤めたからこそ分かりやすくお伝えできる、日本酒の基礎知識。難しいことばや漢字ばかりの日本酒用語も、ベーシックなところを知れば難しくありません!これであなたも今日から日本酒通!

日本酒ってムズカシイ?

機内ではファーストクラスはもちろん、エコノミークラスまで日本酒をサービスしています。和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、日本酒も見直されてきていますよね。

2020年東京オリンピックに向けて、国内外からもますます注目されている日本酒。


でも、日本酒の種類は「本醸造・特別本醸造・吟醸・純米・特別純米……」と、こうして文字にすると、なんだかちんぷんかんぷん!

よくわからなーい!となってしまう方も多いのではないでしょうか。お気持ちはよく分かります……が、違いは意外と分かりやすいですよ。

いくつかのポイントさえ押さえれば、あなたも今日から日本酒通!さあ、ラベルをよく見てみましょう!




ポイント1・原材料に注目!


上の『黒松白鹿 特別本醸造 山田錦』で見ると、原材料名は「米米こうじ醸造アルコール」となっていますよね。

醸造アルコールとは主にさとうきびなどの蒸留酒を加えることで、これによって味を整えることができます。

醸造アルコール=悪酔いの元凶!というイメージがありますが、そんなことは全くなく、反対に雑味が出るのを押さえてくれます。

本醸造酒”とつくお酒は酒蔵のメインストリームの味であることが多く、その酒蔵の味の軸を知ることができます。

気になる酒蔵ができたら、まずは“本醸造酒”から試してみるといいかもしれませんね!

ちなみに、「米・米こうじ」のみで造られているお酒は純米酒・純米吟醸など純米○○とつきます。


次のページ:精米歩合・生酒とは?

藤岡 裕美子

はじめまして。 藤岡裕美子と申します。 私は剣道に取り組んでいたこともあり、常に日本の歴史や文化に興味を持ってきました。 ただ、幼いころから語学が好きで、CAになることが夢だったので、つい海外に目をむけていましたが、最近では改めてドメスティックな目線が強くなりました。 日本には相手を思いやる文化が根付いていて、そこには常に美学という概念が根底にあります。 (たとえば、剣道の試合では1本取ったあとにガッツポーズをするとその1本が取り消されてしまうルールがあるんですよ!) 特に立ち居振る舞いやしつらえなどは、接客やその空間のことだけととらえられがちではありますが、日本人以上に日本文化が海外の方に評価される中、今やビジネスのみならず、様々なシーンでおもてなしの心が求められ、その心を表現するためのマナーも知らなくては、その心を相手に伝えるのは難しいと思っています。 私は、現在PRという、様々なコミュニケーションツールを用いて、“人に情報を伝える”という仕事をしています。 CAメディアでは、二十四節気など生活に根付いた和の文化や、おもてなしのマナーなど、「和」を中心にお伝えしていくつもりです。 皆さんに、ちょっとでも日々の四季感を豊かに楽しんでもらえるお話を執筆していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

SCROLL