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日本が恋しい・・・外資系CAの葛藤と日本人としてのやりがい

羽蘭

外資系CAの基本は日本発着便への乗務ですが、日本とは全く違う行先へフライトすることも。日本がだんだん恋しくなる外資系ならではのフライトや、日本人代表として世界各国で活躍する外資系ならではのリアルエピソードをご紹介します。

気づけば日本語を話していない!?

外資系の日本人CAは、基本的には日本人のお客様のために日本を発着する便に乗務します。

しかし、日本語を話すCAであると同時に、会社にとっては1人のCAでもあります。

そのため、その会社が運航している便なら日本発着便でなくても乗務することも可能です。


日本から乗り継ぎのお客様がいらっしゃる便、日本人のお客様がいらっしゃる便もありますが、日本人のお客様が全くいらっしゃらない便に乗務することもあります。


外資系ならではといえますが、場合によっては数日全く日本語を話さないこともあったりします。

そんな日本が恋しくなる外資系CAならではのフライトの裏側をお話します。




なかなか日本に帰れない・・・

日本発着はでない便に乗務するときは、1フライトごとにどんどん日本から遠くなっていくことも。

そうなると途中からは日本人のお客様が全くいらっしゃらなくなり、日本語のアナウンスも必要なくなるので日本語を話す機会もありません。

日本便の場合は、私たち日本人CAはお客様にとっては日本語を話す乗務員ですが、日本人のお客様がいない便ではクルーの1人。

私たちが日本語を話すかどうかもお客様にとっては関係なくなってしまうのです。

仕事自体はいつもと同じなのでよいのですが、無意識に日本茶を作ろうとしてしまったりすることもありました。





だんだん日本語が恋しくなる

日本発着便以外に乗務する時は日本人CAは1人ということが多いので、CA同士でのコミュニケーションもすべて英語。

最初の数日は良いのですが、だんだん日本語が恋しくなり、日本語を話したくなるのは外資系CAならではでしょうか。


もちろん今は色々な方法で日本と連絡を取ることは可能ですが、時差があったりするとなかなか難しい場合もあります。

日本にもなかなか帰れない、日本語も話せない・・・そうなってくると、突然和食を食べたくなったり、急激に日本が恋しくなることがありました。

日本にいる間は全然見ないテレビ番組でも、ホテルで日本語での放送をしていればついつい見てしまう・・・なんてことも!



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