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CA必需品!1泊分の用意で急なスケジュール変更にも対応

藤原 絵里

わたしの勤めていた会社では、どんなに短いフライトでも”オーバーナイトキット=1泊分の用意"を持って行くのがルールでした。急なスケジュール変更やイレギュラーにも対応できるためのCAのオーバーナイトキットの中身をご紹介します。

スーツケースとキャリーバッグの使い分け

わたしが働いていた会社では、ハンドバッグとキャリーバッグは必須でしたが、スーツケースは任意でした。

例えば、同じ1泊のフライトでもわたしならスリランカのコロンボフライトはキャリーバッグだけ。

しかし、ネパールのカトマンズフライトでは上質なパシュミナがリーズナブルに手に入るので、帰りはお土産で荷物がいっぱいになってしまいます!


そのため、スーツケース必須。

あるいは、出身地にフライトする場合は行きも帰りもお土産でいっぱいになるので、スーツケースを持っていく人がほとんどでした。


このようなCAの荷物事情をご紹介いたします。




必需品!オーバーナイトキット

私が働いていた航空会社では、どんなに短いフライトでも、キャリーバッグの中に"オーバーナイトキット=1泊分の用意"をすることががルールでした。

ブリーフィング(フライト前のミーティング)で、持参しているかの抜き打ちチェックをされることもあります。


オーバーナイトキットの中身は、

・着替え(新しい下着も必ず!)
・寝巻
・化粧品等のアメニティー(デオドラント用品必須)


抜き打ちチェックでオーバーナイトキットが無いと分かると、フライトさせてもらえませんでした。




どんな着替えが必要?

基本的には、数時間のフライトのほとんどが無事に予定通りに終わります。

CAの荷物は、オーバーナイトキットだけではありません。


エプロン、機内で履き替える靴、重いマニュアル3冊(私が乗務していた当時の話です)、メイク道具など、ハンドバッグとキャリーバッグがいっぱいになる荷物を常に持ち歩きます。


出来る限り最小限の荷物にしたいので、オーバーナイトキットには工夫を凝らしていました。

着替えはカジュアルにもフォーマルにも着られる黒のワンピースを1着。

皴にならない素材の物を持ち歩いていました。

黒の服であれば制服の靴との相性も良いので、追加の靴を持って行く必要もありません。

寝巻には、パジャマよりもホテルのジムを使う時にも着られるスポーツウェアをチョイス。


こうして、何役にも活躍するアイテムを厳選して持っていくのが賢いですね。

次のページ:実際にオーバーナイトキットが大活躍のリアルエピソード

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