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マネジメント側こそ意識!チームに対するコミュニケーション術 (2/2ページ)

藤岡 裕美子

CAは毎回のフライトで違うメンバーと乗務しなければならず、同じメンバーで常にフライトをすることはありません。「はじめまして!」のメンバーと、チーム力を発揮しながらお客様に喜んでいただくサービスをするために、CAたちが心がけていることをお伝えします!今回はチームのイニシアチブを取る人向けのマネジメント編。


ポイント2:理由を聞く

部下や後輩が何かミスをしてしまったとき、ついつい口調がストレートになってしまいますよね。

必ず、「なぜそうしたのか/そう思ったのか」理由を聞くと一方的にならずにすみます。

相手を萎縮させないためにも、一度「なぜ」をヒアリングして、それを受け止めて「次からはこうしたほうがいいのでは。なぜならば~」を伝えるほうが、言われたほうも「怒られた」だけでなく、教訓として次につなげてくれるのではないでしょうか。

そして何より、その人がどういう発想で仕事にあたっているのか知ることができるコミュニケーションになると思います。




ポイント3:小さなゴールを共有する

ささいなことかもしれませんが、小さな取組みの積み重ねで大きな仕事につながっていくものですよね。

大きなゴールにたどりつくまでに、たくさんの小さなゴールがあるので、進捗を確認しながら進むべき方向をすりあわせることが大切。

一度指示を出してからも、こまめにコミュニケーションを取るとよいですよ。

このときのポイントは「忙しく、プレッシャーがあるのはこっちなのだから、相手から言ってきてくれればいいのに」という気持ちを捨てること。

そう思ってしまうのが人情だとしても、そう思っていることは必ず言動になって表れます。

部下に伝わってしまうと、せっかく築いた信頼関係が崩れてしまいかねません。




いかがでしたか。

個人ではなく、チームだからこそ発揮できるパフォーマンスもたくさんありますよね。

高いパフォーマンスを発揮するための3つのコツ、チームワークを強めるためにぜひ意識してみてください。 

藤岡 裕美子

はじめまして。 藤岡裕美子と申します。 私は剣道に取り組んでいたこともあり、常に日本の歴史や文化に興味を持ってきました。 ただ、幼いころから語学が好きで、CAになることが夢だったので、つい海外に目をむけていましたが、最近では改めてドメスティックな目線が強くなりました。 日本には相手を思いやる文化が根付いていて、そこには常に美学という概念が根底にあります。 (たとえば、剣道の試合では1本取ったあとにガッツポーズをするとその1本が取り消されてしまうルールがあるんですよ!) 特に立ち居振る舞いやしつらえなどは、接客やその空間のことだけととらえられがちではありますが、日本人以上に日本文化が海外の方に評価される中、今やビジネスのみならず、様々なシーンでおもてなしの心が求められ、その心を表現するためのマナーも知らなくては、その心を相手に伝えるのは難しいと思っています。 私は、現在PRという、様々なコミュニケーションツールを用いて、“人に情報を伝える”という仕事をしています。 CAメディアでは、二十四節気など生活に根付いた和の文化や、おもてなしのマナーなど、「和」を中心にお伝えしていくつもりです。 皆さんに、ちょっとでも日々の四季感を豊かに楽しんでもらえるお話を執筆していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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